キャンパスの上をリモコンカーが走る。
みるみるうちに、色とりどりの曲線が描かれていく・・。
これはリモコンカーに絵筆を取り付けて自動操縦で車を走らせながら、思い通りに模様を描く「乱糸技法」のひとつです。


 ただし、これは平面体にはできますが、壷のような立体面に乱糸模様を描くのは不可能な事です。 
カブト虫の背中に絵筆を結び、曲面を歩かせることも無理なようです。


 それならば・・・直接、糸に釉薬または化粧泥を付けて壷に塗る方法は出来ないか、数十年前にこれを実行して、見事、陶芸展に入選したことがありました。
他人がやらないことをやる、これが私のモットーです。新しいアイディアは無限にあり、その工夫を駆使した作品は、見る人を感動させることでしょう。
私は、そうやって感動を呼び起こす作品を作ることがひとつの喜びでもあります。
これからも、いままで考えたことを、作品に表現していきたいと思っています。