ぐい呑み、酒器、抹茶茶碗、湯のみ、片口鉢、作家 萩原啓蔵 の陶芸作品をご紹介しています。
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Archive for 8月, 2008

【ぐい呑み】豊土華2


豊土華2

大胆で荒々しいカイラギにとても惹かれました。
このはっきりしたカイラギ模様を見ていると、流れや動きあり、窯の中で絶え間ない炎が、火柱となり渦を巻き、ようやく耐え出来た様な強さを感じます。
また、大自然の大地を感じるような土色釉薬も、とても気に入っています。

風合いが『土華』と似ているため、土華酒器と合せ、辛口のお酒をいただいています。
これからもすばらしい作品を楽しみにしています。

(東京都 Y様)


(店長)この釉薬の流れは、これぞ啓蔵!というような作品、だと感じます。
カイラギの上に、重ねてたっぷりとかけられる釉薬、流れ、本当に素晴らしい作品だと私も思います。
ですので、ご感想を拝見してこの素晴らしさをわかちあえたような、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
ついしん:きっと、辛口のお酒にぴったりだと思います。



*販売は終了いたしました。

【ぐい呑み】息吹



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息吹



『息吹』は、青の色味については、ほぼ想像してた通りでした。

ずいぶん前からあの青い息吹は気になっていたので、とても嬉しく思います。大事にします。

(東京都 Y様)

(店長)息吹は、特にひとつひとつが個性的で、発色も黄色や緑が強いもの、青が強いもの、などいろいろです。
この青はかなり「渋い」発色でそのつや消しの雰囲気を撮影するのに苦労いたしました。
ですので、Webの画像と実際ご覧になられた感覚が違うのではないか、と心配しておりましたが、気に入って頂けてほっといたしました。
今後共どうぞよろしくお願いいたします。

【ぐい呑み】夢雫

【ぐい呑み】夢雫
夢雫

感想送ります。
実は値下げの知らせをみた時、やったーと思いました。スミマセン。
それまでは欲しかったけれど、価格的にちょっと買う勇気がなかったからです。

写真をみて、モネの「日の出」と色調が似ているなあと思いました。淡くて何層もかさなっていて。
で、実際手にしてみると、いい意味で違いました。
淡く優しいだろうと思っていたのに、すごくパワーがあったのにはびっくりしました。すげえ。
超、気にいっています。ありがとうございます。
(埼玉県 T様)




(店長)
夢雫は、色が微妙で、撮影がすごく難しい作品です。ですので、なかなかその魅力をお伝えできない、と思っていました。でも、この淡いパワーのある青を感じて頂いて本当にうれしいです。
それにしても、モネをイメージして頂けたなんて光栄です。
こちらこそありがとうございました。
今後共どうぞよろしくお願いいたします。



【ぐい呑み】白釉


【ぐい呑み】白釉
白釉



ずいぶん前に、啓蔵ギャラリーの作品集で「白」という作品を拝見しました。
すばらしいなあ、と思ったのですが「非売品」のようでした。残念。

しかし、この「白釉」を見たとき、釉薬のイメージがあの「白」を思い出しました。
もったりとした包み込むような、上質の石鹸の泡を彷彿させるような、そんな気がしました。
実際に購入して手にとってみると、想像していたのとも違う「もっと重厚でしかも優しい温かい」すばらしい作品です。
でも、私の好きな前述の「白」や、やはり同じくあこがれていた(でも販売終了となってしまっていますが)「冬の雪」とも共通するような、なんともいえない「優雅な作品」のように感じます。

感想を拝見していると、啓蔵さんの青がいい、みどりがいい、という感想がありましたが、私は「啓蔵の白」のすばらしさに一票を投じたいと思います。ありがとうございました。

(埼玉県 T様)


(店長)
T様、ご感想をありがとうございました。
白の釉薬をたっぷりとかけたぐい飲みは、重厚でしかもあたたかみがある、と私も思います。気に入って頂けて本当にうれしいです。啓蔵ギャラリーもいろいろとご覧くださっているようで本当にありがとうございます。

(ついしん)
釉薬の色の人気投票(^^) というのもおもしろいですね。




【052】夏の陶芸のコツ 陶芸家雑感 : 陶芸家 萩原啓蔵 陶芸エッセイ

先日、陶芸を始めて間もない方から、質問がありましたので「夏の陶芸」で気をつけることなどを簡単に書いてみたいと思います。



夏の陶芸は、作陶中に粘土の乾燥を防ぐ工夫をする、ことが先ず大事です。
そのためには、

・作陶する部屋はクーラーはお勧めしません。
 扇風機などを直接粘土に当てないようにしながら作業をしましょう。

・手元に霧吹きのようなものを準備し、粘土をいつも適度に湿らせる。また塗れた雑巾などをかぶせておく。

・粘土は、使う分だけをこまめに取り出し、すぐには使わない分はビニールに入れておく。

・粘土が固くなってしまった場合には、固まりを細切りにして(小分けして)水分を補充した上でまるめ、
 一晩寝かせると使いやすくなります。

・成形後は、風にあてないようにしてタオルなどの布をかぶせ1日程度乾燥させ、 その後、タオルや布をはずしてさらに日陰で2,3日乾燥させます。
 これは作品を均等に乾燥させるためです。 (口元の部分から先に乾燥してしまうので)
 素焼き直前(窯に入れる1日前くらい)に、今度はひっくりかえして直射日光などで乾燥させます。
 特に高台部分をよく乾燥させるように意識します。

・じゅうぶんに乾かす、ということが必要ですが、なによりも形を作る際に「薄く」作ることを心がけてください。 
 目安の厚さとしては 

 食器  :4mm~5mm
 花器  :7mm~8mm
 大型作品:12mm~13mm

 初心者は、ついつい厚く作りがちですが、厚みがあればあるほど「内側の乾燥」 が難しくなり、 焼成の際のひび割れの元となります。


陶芸作品 皿

暑い中での作陶作業は大変でしょう。また陶芸を始めてしばらくは粘土の扱い慣れないでしょうし、いろいろと失敗もあるとは思いますが、ぜひがんばってください。上達の秘訣は「できれば毎日、それが難しい場合でもなるべくたくさんの時間」「継続的に粘土に触れる、作陶のために指先を使う」ことです。
私の陶芸教室に通う生徒さんたちも、暑い中、非常に熱心に作陶しています。
そのがんばる姿は、私自身への活力源にもなっています。

(追伸)
啓蔵作品感想 陶芸作品の感想
はいつも読んでいます。たくさんの感想は本当に励みになります。
本当にありがとうございます。


【ぐい呑み】蒼岩波


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啓蔵カイラギぐい呑み 蒼岩波



価格:7,350円(税込)

青みがかった乳濁がよく出ていて、岩にかかる波のような「景色」になっています。

蒼と蒼と乳濁のグラデーションの変化や、コントラストがとてもおもしろい作品だと思います。






ぐい呑み販売

【楕円皿】「ころんころん」「蒼カイラギ」「土碧 」


楕円皿ころんころん・蒼カイラギ



楕円皿ころんころん・蒼カイラギ






茶色と蒼が混ざったような発色です。

釉薬と3度重ねてかけたからこそ出る色合いなのでしょう。

お料理の好きな方への贈り物にもぜひどうぞ。

シックな器は、ご年配の方というよりも、若い方に好まれることが多いです。不思議ですが、落ち着きのあるうつわの魅力に惹かれる方が多いのかもしれません。





啓蔵・楕円皿ころんころん・土碧
啓蔵・楕円皿ころんころん・土碧






土色と緑色の混じったような釉薬に、ほんの少し水色が見えたりもします。
落ち着いた色調のうつわなので、逆に料理が引き立ちます。

ですので「はなやかな料理をお作りになる方」に向いています。







【ぐい呑み】土色指跡

930  カイラギ土色指跡
啓蔵カイラギぐい呑み 土色指跡



よく見ると、ろくろでまわした指の跡がついています。
指跡については「好み」だと思います。
茶道、華道をされる方で、この「指跡」にこだわる方もたくさんいらっしゃいます。
人の手や指のぬくもりが伝わってくるからでしょうか。


【ぐい呑み】蒼片

179 蒼片
蒼い岩のかけらをイメージするカイラギのぐい呑み

【ぐい呑み】土水跡



土水跡

ずいぶん前に購入したのにもかかわらず、感想が遅くなりました。(感想は前に購入したものでもかまわないということでしたので書いています。)

私は、小さいころから蝶が好きでして、幸いなことに大人になってからもそのような関係で飯を食っています。
この私がガラにもなく器などの写真をインターネットで見ていたときに偶然で出会ったのがこの「土水跡」です。
蝶の美しさにも通ずるような、紋様の美しさに惹かれたわけです。
はっきり言ってとりたてて派手なものでもないのに、端正で美しい。
それで思わず勢いで購入してしまったという次第です。そして今、私の机の上に飾っています。綺麗で癒されます。
(ちなみに私は酒が飲めません。。。それでも手元において置くだけでもうれしいものですね。)

(大阪府 M様)


(店長)
M様、ご感想をありがとうございました。
蝶の魅力に通ずるようなもの、というのは、本当に光栄な言葉です。うれしいです。
自然が織り成す紋様は、蝶であれ、釉薬と焼成の偶然の紋様であれ、どれもこれもすばらしいですね。

今後共どうぞよろしくお願いいたします。

【ぐい呑み】豊土華2

カイラギ ぐい呑み



啓蔵ぐい呑み 豊土華2


カイラギというのは釉のちぢれのことを言います。萩原啓蔵はこのカイラギを何年も研究してきました。

カイラギの中でも「土水跡」のように端正なカイラギもあれば、この「豊土華2」のようにあらあらしい表現をしているカイラギもあります。この作品は釉薬がエネルギーを溜めたような個性があります。





【ぐい呑み】水青流

萩原啓蔵
水青流
父へのプレゼントにとHPを拝見した時に、 たぶん第一印象で決めていたように思うくらいハッと目を引きました。
鮮やかなブルーと白の対比が素晴らしい!

迷いはしましたが結局父にこれを送り  やっぱり自分も欲しくって同じものを買いました。
(この夏の帰省ではマイぐい飲み持参で父とおそろいで酒を飲もうと思ってます)

使ってみての感想はやはり『のみにくい』(笑)
しかしそれでいいのです。
そこがいいのです!
不器用だけど信念があって美学があって、 という器で酒を飲むことに意義があるのです!


あと実際に触ってみて思ったのは、 しっとりとした手触りが気持ちいい!ことです。

仕事終わりにこの器で頂くお酒はおいしいです。
ありがとうございました。 これからも使いに使い倒すつもりでおります。
(東京都 Y.M様)


*販売終了いたしました。


(店長)
感想を拝見して、まさしく!まさしく!と思わず頷いてしまいました。
特に「のみにくい」(←本当にそうです。)
そして『 不器用だけど信念があって美学があって、 という器で酒を飲むことに意義があるのです!』という点。
啓蔵の目指している何かを、ずばり、ご指摘頂いたようです。
とてもうれしいです。

きれいで端正な美は、それはそれですばらしいけれど、
個性的でなんだか訳がわからない(笑)「内部から突き上げるようなエネルギーとか魅力を感じる」のが啓蔵作品だと私は自負いたしております。今後共、どうぞよろしくお願いいたします。

帰省の折には、お父様の水青流とふたつ並べてみると本当におもしろいことでしょうね。
よろしければそのときの様子などをお知らせ頂けるとうれしいです。ぜひ楽しみにいたしております。






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