ぐい呑み 土色 萩原啓蔵
■土色
きめの細かいカイラギが美しく本当に“素晴らしい”です。

数年前に、たまたま啓蔵さんのHPを見つけ、啓蔵さんの作品に引き込まれるきっかけとなった作品でもあり、私の中ではカイラギというと『土色』や『紋跡』の風景が真っ先に思い浮びます。

作品の紹介にも書かれてありましたが、側面は曲線模様のカイラギで、内側は直線的な表情、口元は大きめで縦に流れたカイラギの風景がとても綺麗で、土の色の釉薬と一体感があり不思議とずっと見ていても飽きずカイラギが堪能できます。

啓蔵さんのHPに『世の中に無いものを作りたい』との言葉がありました。
ネットや、陶器店、美術館などでもカイガラギの作品を意識して観ますが、未だ同じような作風に出会った事がなく独創的で素晴らしい事だと思います。この様な作品を手にすることが出来本当にうれしい限りです。
大切にさせていただきます。



■おまけ作品
側面は沢山の小さい虫食い、内側は釉薬が裂けたような大胆な線状のひび割れ模様。
これは、まさに私好みでツボにはまりました。しかしなぜこの様に釉薬が裂けるのか不思議でたまりません。
この様な作品を手にする度に、窯の中で一体どの様な変化がお気、このような作品が出来上がっていくのだろう?と、出来る過程の釜の中をのぞき見て見たい気持ちになります。

雪を連想させる白地の作品ですが、よく見ると所々に全体で10個程のブルーインクが跳ねたような青い点模様があり、これも不思議です。とても気にいっています。大切にいたします。
これからも、すばらしい新作を楽しみにしています。



(追記)

作品 以前にサービスでいただいた、鹿児島のシラスを使った茶碗が焼きあがりました。
シラスの効果かどうかは定かではないのですが(まったくもってわかりませんが)、所々に”ぽっこり”虫食いが出ました!
基礎が同じ釉薬で、シラスを混ぜていない方には虫食いは1つも出ていないので、やはりシラスが何らかの影響をしているのだと、勝手な解釈をして喜んでいる次第です。!!

写真を添付します。

東京都 Y様


(店長)
Y様、ご感想をありがとうございました。
土色は、カイラギ作品のいちばん根幹となるような作品です。
啓蔵作品を販売した初期から取り扱っていた作品ですが、このぐい呑み土色は、今回のY様のご購入でお取り扱い終了となりました。
ですので別な意味でも感慨深く感じています。

土色のおもしろいところは、Y様も書かれているように内側と外側(側面)とで表情が違うところです。
そんなおもしろいカイラギが、偶然なのか必然なのか、ともかく出ているところに驚いてしまいます。
ぜひ、末永くご愛用を頂ければ幸いです。

Y様はご自身も陶芸をされるのですよね。
画像をありがとうございました。私は専門的なことはわかりませんが、もしかすると、Y様の推理は当たっているかもしれません。
ともかく、ぽっこりと出た虫食いに乾杯!ですね。

本当にあたたかな気持ちにさせて頂きましてありがとうございました。
今後共どうぞよろしくお願いいたします。


*ぐい呑み 「土色」お取り扱い終了となりました。

                     



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