カイラギぐい呑み蒼片」を見つけたのは、偶然でした。(中略)
「啓蔵カイラギぐい呑み蒼片」の写真を発見しました。
それは、「ひとめぼれ」と呼んでいいような、気持ちでした。目にとても、いいキモチです。
届けられた品を、開けるとき、その手触りが、とてもいいだろう、という予感がして、直後、本当に、よい手触りを感じました。とても、なめらかな、ごつご つ感。攻撃的でない、やさしいイボイボ。
そして、目にきもちいい。手にしてからの発見は、目を覆って日の光にかざしてみたりしたときの、不思議さ。
「カイラギぐい呑み蒼片」は、ガラスに付いた水滴を、土の上に炎で、固定したら、最初にあったイメージを超えてしまったような品、という感じです。これは、わたしにとって、弱気の心であっても沿っていてくれるような品になるかもしれません。 今は、見て、手や唇で触っているだけですが、これから使うのも、楽しみです。
液体を、その内側に、かかえた時、別の表情がみれるのだろうなと。
同時に届いた「啓蔵マグカップ(M)海ほたる」と「啓蔵・素焼きビアカップ青」が、「カイラギ」の前で、ちょっと霞んでしまいました。
海ほたるらしい、青い小さな群れの夜想。軽々と荒々しく澄んだ素焼きのビアカップ。よい商品を紹介してくれて、ありがとうございました。 (埼玉県 I様)
(店長)ご縁というのは不思議なものですね。それは同時にありがたいものだなあと感じます。作品をとおして、なにか思いを共有できたような気もいたします。気に入って頂いて本当にうれしいです。末永くご愛用頂ければ幸いです。
2008.06.20 金曜日
先日、奈良の室生寺を訪ねました。そこで、女人高野を象徴する五重の塔を見ました。
小ぶりで、日本人の繊細な感性に満ちた塔は、しびれる感動を与えてくれました。谷越えの大風で、杉の巨木が倒れ、無残に破損。奈良の宮大工が、祈りを込めて、平成の再建に成功。
その魂を削った苦労は、優美な屋根の線に余すことなく、表現されていました。この再建物語をテレビの番組で見て、興味を持ったのが室生寺参りの理由でした。
この、テレビ番組の中で、宮大工は、五重の塔の再建が成功した喜びをとつとつと語り、最後に、この仕事を与えられたことに触れ、「幸せな出会いを感謝しています」と涙ぐんで合掌していました。
いま、私は、そうした嬉しい出会いのひとつをオンライン上で得ました。
たまたま陶芸のホームページを見て、鹿児島の萩原啓蔵先生のページにぶつかり、深夜まで、焼き物作りの苦労と喜びをつづった先生の文章をプリントアウトしました。陶芸を趣味とする関西の一企業人にとって、それは、肉声でもって教えを受けているような暖かさを感じました。
同時に、萩原先生の労作である、 土色のぐい飲みをひとつ、お世話になっている知人の昇進祝いに買わせて頂きました。萩のいい井戸茶碗でよくお目にかかる「かいらぎ」が全体にかかった酒盃で、やはり陶芸が好きな知人も見ほれていました。その際、せっかくのぐい飲みだし、お祝いだからと、新潟の銘酒、「米百表」を添えました。
杯はよし、酒はよしで、後に深く感謝され、一生ものとして大事にしたい、といってくれました。
かいらぎは、梅花皮と書き、刀剣の柄や鞘を巻く皮を意味しますが、陶芸では、器体と釉薬の縮みの差と焼成に不足から生まれると、教えられました。
それは、制御のほとんどできない釜の火の中で、まれに生まれる素晴らしい変化のようです。それを、萩原先生は新しい釉薬の発明と、焼き方の工夫で、生み出されたようです。それは、小さな酒盃ですが、かいらぎに覆われたさかずきは、ひたすらに挑戦を続けた作家の長い苦労の物語を語りかけてくるようでした。室生寺の五重の塔をつくり、再建した宮大工と同じように、日本のマイスターの心意気も感じました。私も、このかいらぎの酒盃との、幸せな出会いに、感謝申し上げます。
(兵庫県 Y様)
(店長)啓蔵は長年研究を重ねてこのカイラギ釉を作りあげました。
ですので、カイラギ作品をご覧頂き、その思いが伝わっただけでも、本当にうれしい、と言っております。本当にありがとうございました。
ご感想を頂くと、次の創作への意欲がますます高まるとも話しております。新しい作品ができましたらページなどでご紹介いたしますので、どうぞお時間のある折にお立ち寄りください。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2008.06.20 金曜日
今日は、早く帰れたので20:00前に届けてもらう様にし心待ちしていて、いざ届いて箱を開けて
見たところ余りに綺麗にラッピングされていてそれだけで感動しました。(本当にセンスがいいですね)
この和紙の色合いも良く何かに利用出来るのではと思いこれもとっておきます。
さて、いよいよ桐箱から一つづつ取り出し今も手にとりまじまじと、眺めています。
今回(土色、水色、青濁垂)と購入いたしましたが、どれも一言では言い表せませんが土色は、自然の中で出来た鍾乳洞のような土の香りが漂いますね。
水色は、神秘な泉の中で出来た繊細さが感じ取れます。
青濁垂は、本当に力強く深い海の中でもまれて出来上がったきたという風に私は、感じました。
どれも、私にとって初めての陶芸品です。今は手に取り肌触りを感じ、また眺めて時を共に過ごしていければと思います。
本当は直ぐにでもお酒を一杯注ぎ頂きたいところなのですが余りの美しさに今は、これだけで十分です。
この先このグイのみを利用する時一つ気になる事があるのですが、下の部分、裏もなのですが地肌が出ていますが洗うのに何か注意点などございますか?洗剤を使用したらいけないとか、乾燥させないといけないとか・・・なにかあれば教えて頂ければ幸いに存じます。
最後にいついつ迄も大事にしていこうと思います。本当にいい作品を送っていただきありがとうございます。
(千葉県 S様)
(店長)S様には3種類のぐい呑みをご購入頂きました。気に入って頂いて本当にうれしいです。私も「お嫁に出した」ような気持ちがいたします。これからもどうぞよろしくお願いします。
S様にはメールでお知らせいたしましたが、使用後はよく日陰で乾燥させてからしまわれるといいと思います。(かるく洗剤などをつけて洗ってもかまいません。)
使用された後は木箱ではなくて、戸棚などにしまうのがいいと思います。これから、どうぞおいしいお酒をたくさんお召し上がりになってくださいね。。
2008.06.20 金曜日
土色指跡
素人ながら偉そうなことを書かせていただきます。
私が工芸品を購入する時に最も大切にするのは、これだ!という自分の「直感」です。心惹かれない作品は手許に置きたくありません。これは作者の「個性」と自分の感性が同調するかどうかということです。
「かいらぎ」を見たとき、最初は何だこれは?と思い、再度画像を見直してモザイクや硝子細工を連想しましたが、やはりこれは百聞は一見にしかず、百見は一触にしかずです。
頒布されることを知り、即座に購入したものです。実際に手にした印象は「草間弥生の絵」でした(この例えが失礼ならばお許しください)。「かいらぎ」は人の心を引き込む、まさに工芸品としてはすばらしい、釉のマジックといえるものです。私にとっては、今すぐ使うより、しばらくは手に取って感触を楽しみながら鑑賞してから、「さあそろそろこれで一杯やってみるか」という気になってから使ってみたい一品です。(東京都 N様)
(店長)ご感想を頂きましてありがとうございました。「百見は一触にしかず」とは本当に「言い得て妙」ですね。実際の感触を味わって頂けて、こちらこそ本当にうれしく思います。
2008.06.20 金曜日
父が「啓蔵カイラギぐい呑み」を手に取ったとき、最初に出た言葉が「にがうり」でした(笑)
とてもユニークで「みたことない!面白い!」と、とても気に入ってくれました。
テーブルに置いて眺めては、また手にとり、また置いては手にとりを繰り返していました(笑)
さっそく大好きな日本酒を注いで楽しんでいましたよ~(*^。^*)
旅行のたびにユニークなぐい呑みを見つけてはコレクションしている父、また友達に自慢する予定らしいです(笑)
配達されたときの梱包もしっかりしていましたし、また木の箱を包んだラッピングペーパー、洒落てて素敵でした。どうもありがとうございました(*^^*)/ (神奈川県 M様)
(店長)「にがうり」という表現に思わず、納得してしまいました。
※鹿児島の夏の食卓にはなくてはならない食材です。
O様も陶芸をなさっていらっしゃるとのことですので、これからもぜひ、啓蔵作品をご覧頂けたら光栄に存じます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2008.06.19 木曜日
こんにちは!本日啓蔵カイラギぐい呑みを受け取りました。
楽しみにしていたので、早速に開梱し商品を見させていただきましたところ、すばらしい出来映えのカイラキぐい呑みに感動致しました。
どちらも素敵なぐい呑みですね!私のぐい呑み収集に又新たに素敵な二品を加えることが出来、大変喜ばしいかぎりです。まずは、今晩の晩酌に味わいながら使用させて頂き、末永く愛用させて頂きます。本当に有難うございました。
私以外のぐい呑み又焼き物ファンにも是非とも、この商品を味わって頂きたいものです。
(広島県 M様)
(店長)「お客さまの声」にお載せしたいというご依頼を快く受けてくださいましてありがとうございました。実際にご覧になって、お使いになられた方のご感想は、なによりも「生きた」声で、響くものがあるなあと思います。これからもご愛用して頂けると幸いでございます。
2008.06.19 木曜日