本日はお客様からのメールをご紹介いたします。(許可を頂いております。)
『
お久しぶりです。
毎日、HPを訪問させていただくのを楽しみにしている大分県のNです。
先日は、「雲」シリーズを取り上げていただき、感謝しております。
店長殿の撮影の腕もぐんぐん上がっているようで、最近は更新頻度も上がって本当に嬉しい限りです。
また、私と同じように参考にされている方がいらっしゃるようで、良かったです。
本日は、「桜釉」をお譲りいただこうと思っていたのですが、ちょっと悩んでいたところ逃してしまいました。 先般の先生が満足できたのが2個しか無かった作品って「桜釉」だったのでしょうか?
それとも、まだまだ新作があるのですか?
狙っていた「茶白」も完売と、啓蔵先生のファンとしては嬉しいのか悲しいのか微妙なところです。
抹茶茶碗も販売再開するようですし、先生は本当に精力的に創造されているようで嬉しい限りです。
まだまだ新作があるようでしたら、どんどん掲載して下さい。
私が、休肝日を1日しか設定していない関係で、お譲りいただいた作品を週2回ペースで使用させていただいてますが本当に飽きないです。
そのうえ、先生が凄いと思うのは、入門作品と位置づけられている「紋跡」の素晴らしさです。
使えば使うたびに新たな感動をいただける作品です(勿論他の作品も素晴らしいですが)。
今度の抹茶茶碗のイメージも湧きますし、この作品がこのような値段でお譲りいただけるとは、兎に角先生の作品を購入しようか悩んでいる方には手に取っていただきたい一品ですね。
久しぶりのメールで、こんなに語らせていただいているのは全て「桜釉」を逃してしまった悔しさからです。 先生にはますます熱く陶芸に励んでいただけるようにお伝え下さい。
また、店長殿もご自愛いただきますよう・・・。
』
(店長より)
N様いつも本当にありがとうございます。
啓蔵からの新作はいろいろと送られてきました。
ところが事前に「中でも2個だけ会心の作ができた。」と連絡を受けていた作品については「手元に残した」ようで送られてきませんでした。
(N様とメールのやりとりをさせて頂いた際、2個のお話をちょうど聞いたところだったので、私も楽しみです、とご連絡を差し上げたのですが、結局私もまだその作品を見ていません。)
桜釉は、本当にめずらしい作品でしたが、ご注文に間に合わなかった皆様、大変申し訳ございません。
2010.04.12 月曜日
ぐい呑みの風景、料理とぐい呑みシリーズ 第二十四弾です。
ほたるいかは好きなんです。ええ。
でもひとつひとつ目をとったりいろいろと準備するのが……とてもとても考えられません。
なんてマメなんでしょう! さすが貴族の鍋です。
『ホタルイカのしゃぶしゃぶ』 (from 貴族鍋 )
上記の画像をクリックすると、『ホタルイカのしゃぶしゃぶ』について詳しい記事がご覧頂けます。
題名はホタルイカなのですが、やっぱり「たけのこグリル」がすごいですね。
サラダ油を表面につけて「サラダ油を回しかけ塩をして下味をつけてしばらく置く」といのがポイントかもしれません。(そのまま焼いたらぱさぱさしますものね。)
それにしても木の芽、たけのこ、というと春ですねえ。
おいしい料理においしい酒。
ここでも啓蔵作品のぐい呑みと、酒器が、料理の脇役としていい感じです。
ご愛用頂けて、うれしいです。
本当にありがとうございました。
*画像の使用許可を頂いております。(ありがとうございます。)
・ぐい呑み「 小雪釉」(販売中)
2010.04.07 水曜日
ご連絡と早々な発送のご手配、有り難うございます。
昨日、作品を無事に受け取りました。
「茶白」の赤い地に厚くはじける白釉はとても印象的です。
色のコントラストとひび割れの流れは、木の枝に雪が降り積もった冬場のシーンを連想させる様な個性を持ち、大変気に入りました。
今回は、おまけのぐい呑まで同包下さり、有り難うございます。
色合いや姿も感じの良い作品ですので喜んで頂戴いたします。
有り難うございました。
(東京都 K様)
(店長)
K様、ご丁寧なメールをありがとうございました。
「木の枝に雪が降り積もった冬場のシーンを連想させる」というK様の表現がまさにぴったりです。
啓蔵のもったりした釉薬の掛け方とは違う、とても直線的な釉薬の珍しい作品だと思います。
末永くご愛用を頂けると幸いでございます。
本当にありがとうございました。
今後共どうぞよろしくお願いいたします。
*「茶白」のお取り扱いは終了いたしました。
2010.04.07 水曜日
【ぐい呑み】水青流
発売当初から気になっていましたが、あまりにも個性的に見えた為、少し躊躇しておりました。
その後、いろいろな方のご感想を拝見する度に、気が引かれ購入を決意しました。
手にして最初に思った事は『一体、何種類の釉薬を重ね掛けしているのだろう?』でした。
私の見る限り、下地の茶釉、クリーム釉、ホワイト釉、チョコレート釉、ブルー釉と、少なくとも5色の釉薬が掛けられている様に見えます。
(実際には釉薬の種類によるものか、融合による変化なのかは判りませんが…)
クリーム釉、ホワイト釉は、もっと光沢があるかと思っていましたが、実物を見るとマット調に近く、思っていたよりも落ち着いた感じを受けました。
また、クリーム釉の中から所々湧き出た様なホワイト釉の風景は、いささか不思議です。(一体どの様に釉薬を掛けたのだろうか?融合なのだろうか?いろいろ想像してしまいます。)
釉薬の混ざり合った部分の微妙な色合いや、たっぷり掛かったブルーも綺麗です。
つい釉薬の発色に目が行ってしまいますが、これだけの釉薬を重ね掛けしながらも、虫食いが全体に出ているのは啓蔵さんの作品ならではと思います。とても興味深く面白い作品ですね!
大切にさせていただきます。
(東京都 Y様)
(店長)
Y様、ありがとうございました。
水青流は不思議な魅力のあるぐい呑みだと私も思います。
第一印象は非常に悪い!?のですが、でも何回か見ていると、気になってしまい、そのうち魅力に引き込まれてしまいます。
Y様も書かれていらっしゃいますが、あの釉薬の重ね掛け、そして虫喰い、カイラギと、いろんなエッセンスがいろんな形で出現して、ぐい呑み全体を包んでいるように思います。
クリーム色の釉薬の中に、突如としてでる真っ白な発色。(私もどのようにしたのかわかりません。)
本当におもしろい個性的な、ぐい呑み(陶芸作品)だと思います。
ぜひ末永くご愛用頂けると幸いです。
*販売終了いたしました。
2010.04.03 土曜日
土色のぐい呑みを集めてみました。
こうしていっしょに撮影し、比べてみると、土色のカイラギといっても、たくさんの表情があるものだと改めて思います。
撮影は大変なのですが、それぞれに趣があり、どれもすばらしいなあと、ファインダーをのぞきながらわくわくしてしまいます。
少しでもその思いが伝わりますように。
巌飛翔
重厚な釉薬が、ものすごいエネルギーで勢いよく飛び散り、そしておもいおもいに主張しているようなぐい呑みです。
焼き締めのぐい呑みで、かつ、躍動感を感じる。
小ぶりなぐい呑みですが存在感があり、とても渋い作品です。
土縞跡
外側のカイラギ、内側は縞の跡があります。カイラギの淵の黒さに力強さを感じます。
まるでなにかのうろこのようにも見えますし、流れの跡のようにも見えます。お酒を映してみるとまた違う景色になるのでしょう。
とても個性的なぐい呑みです。
巌
他の啓蔵カイラギぐい呑みに比べると、小さめです。 「焼きしめ」られていますが、小ぶりながら、重厚で趣きのあるぐい呑みに感じます。
ひびの紋様も、自由で力強いイメージです。
また手作りらしく多少いびつで、正円でないところが、味わいがあります。
土水跡
茶色の地に、カイラギ。
単なる茶色ではなくて、見る方向によっては黒っぽく見えたり、明るく見えたりします。
豊土華2
カイラギと、それから、ときどき側面に釉薬がたまっているところがある作品です。
豪快でエネルギーがあふれるような、ぐい呑みです。
『大胆で荒々しいカイラギにとても惹かれました。
このはっきりしたカイラギ模様を見ていると、流れや動きあり、窯の中で絶え間ない炎が、火柱となり渦を巻き、ようやく耐え出来た様な強さを感じます。
また、大自然の大地を感じるような土色釉薬も、とても気に入っています。
』(ご感想より)
2010.04.01 木曜日
【ぐい呑み】土水跡
このたびは誠にありがとうございました。
以前から、小生は先生の抹茶茶碗を拝見してあこがれておりました。とくに、口の広がった形のカイラギ抹茶茶碗は渋い。
販売を開始予定とのことを伺って、抹茶茶碗貯金をしようと思いたったところです。
この土水跡は、大きさが違いますが抹茶茶碗をちいさくした感じがとてもよいです。
どなたかの感想にも書いてありましたが、これで実際に酒を飲むというより、鑑賞して楽しむ用にとっておこうと思います。
(追伸)
最近、種類の違ったぐい呑みをいろいろ集めて撮影されていますが、あれは非常にありがたいです。
HPを見る楽しみが増えました。
できれば小生の好みのぐい呑みなども撮影して頂きたくお願いいたします。
(土色のカイラギの作品などが好みです。)
(東京都 S様)
(店長)
S様ありがとうございました。
抹茶茶碗につきましては現在撮影中です。近々、少しずつではありますが、販売できるよう準備したいと思っています。
土水跡は確かに抹茶茶碗の井戸茶碗(口が広がった形のことをこう呼びます。)を、小さくしたようですね。本当に地味ではありますが、カイラギが美しい渋い作品だと思います。
違った種類のぐい呑みを撮影する、というのは、あるお客様からのご提案ではじめたものです。
今までは気づきませんでしたが、確かに違う種類のぐい呑みを並べて撮影すると、個性の差がわかりやすく、そしてまたそれぞれのおもしろみが際立ってきます。
店長だけの視点では気づきにくいことも、皆様に教えて頂いて、本当にありがたく思っております。
まだまだ撮影が追いつきませんが、少しでも、作品のすばらしさをお伝えできるよう、がんばりたいと思っておりますので、今後共どうぞよろしくお願いいたします。
2010.03.30 火曜日
ぐい呑みの風景、料理とぐい呑みシリーズ 第二十三弾です。
3月の末というのに寒い日が続いていて風邪をひいている方も多いです。
(我が家にも、風邪を長引かせている者がおります…。)
体調が悪いときこそ、体をあっためてたくさん食べて、がっと寝る…
それが一番ですね。
『鍋焼きうろん』 (from 貴族鍋 )
うどんがおいしそうです。(値段は関係ないですよね。やっぱりうどんはこしが一番。)
個人的には生姜が大好きなので(生姜をたっぷりかけて、はふはふ頂くのが好きなのです。)
画像に思わず…唾が~。
おいしそうな画像は幸せな気分になりつつも、おなかがすきます。(笑)
うどんと、鶏と、力水(啓蔵作品の酒器と紋跡で呑む!)
元気の源ですね!
*画像の使用許可を頂いております。(ありがとうございます。)
【啓蔵ギャラリーWebショップ】
・ぐい呑み「紋跡」 (販売中)
・酒器「啓蔵酒器 釉の酒器 (販売終了しました。)
2010.03.29 月曜日
啓蔵カイラギぐい呑み 土水跡
撮影しなおしました。
いびつな形ながら、たくさんのひびの跡がきれい、という不思議な趣のあるぐい呑みです。
渋い作品です。
2010.03.29 月曜日
ぐい呑みを並べてみると、個性の違いがわかります。
「雲の名前がついているもの」として、ぐい呑みの「雪雲」と「星雲」 です。
ぐい呑みも少しずつ、こんな切り口でも、ご紹介をしていきたいと思います。
雪雲は、黒と白をベースにしたシックで重厚な作品。
星雲は、黒と蒼。まるで銀河のような斬新な発色の作品です。
*こちらで販売しています。
・雪雲
・星雲
2010.03.29 月曜日
ぐい呑みの風景、料理とぐい呑みシリーズ 第二十二弾です。
それにしてもおいしそうな天ぷら!
『天ぷらとぶりかまの貴族夕食(勝手につけました。)』 (from 貴族鍋 )
片口の酒器、そしてその日の気分に合わせてぐい呑みをいろいろ選ぶ、というのも楽しいですね。
ランチョンマットとの色の取り合わせもセンスがよく、さすがだなあと思いました。
おいしそうです。(この画像はおなかがすいているときには見てはいけませぬ。)
*画像の使用許可を頂いております。(ありがとうございます。)
・ぐい呑み「 青濁垂」(販売終了)
・ぐい呑み「 小雪釉」(販売中)
2010.03.26 金曜日
ぐい呑み 土息吹
撮影しなおしました。
明るい土色に乳濁の釉薬がかかり、とてもやさしい感じです。
冬から春へむけての土の息吹のような力強さとやさしさがあります。
そして貫入もとても趣きがあり、綺麗です。
2010.03.26 金曜日
土蒼景色
釉薬の変化は、場所によっては勢いがあり、
また場所によっては溜めがあり、
ひとつひとつなにかを表現しているようであり、
じっとエネルギーを蓄えているようでもあります。
ずっと眺めていたい、作品です。
蒼色の地に土色の釉薬、乳濁の釉薬がかかり、まるで古典絵巻を見ているような景色です。
2010.03.25 木曜日
ぐい呑みの風景、料理とぐい呑みシリーズ 第二十一弾です。
季節の変わり目で体調をくずしやすい時期ですが、おいしそうな鍋のご紹介です。
軟骨入りの鶏ひき肉(鶏ミンチ)というのを初めて知りました。さすが食通の関西ならでは、の具材かもしれません。
『鶏なんこつ団子の梅鍋』 (from 貴族鍋 )
梅ということで、大根とニンジンを紅白の梅に模してあるところなど、芸が細かいです。(写真左下)
それから、さすがに料理のお上手な方だなあと思います。大根とニンジンの花形に抜いた残りをちゃんと団子に入れるなんて!
個人的に、大根おろしが大好きなので、「新子の釜揚げと大根おろし」というのは、ぐっときます。
きっとお酒がおいしいことでしょう。(私はほとんど呑めないのですが、それでも日本酒を少しだけ頂くのは大好きなのです。)
それにしても紫蘇入りの鶏団子の本当においしそうなこと。
おいしい料理に啓蔵ぐい呑みを使って頂いて本当に光栄です。
*画像の使用許可を頂いております。(ありがとうございます。)
・ぐい呑み「 白乳濁」(販売中)
2010.03.21 日曜日
「蒼雫」は、私が啓蔵先生の作品に出会った時には売り切れていた酒器セットのぐい呑み単体作品だけあって、非常に完成度の高い作品だと思います。
ぐい呑みの側面に帯のように展開する虫食い、蒼というか碧というか非常に繊細な色のうえに漂うように広がる乳濁色の釉薬、形は基本的な低重心のぐい呑み様なのに作り手の優しさを感じさせる微妙な歪み。画像で見た感じでは造りが薄いのかと思ったのですが手に持った時に暖かさを感じる生地の厚さなどなど全体的に深い安らぎを感じさせるぐい呑みだと思いました。
店長殿も書かれているように日本酒か焼酎良く合う感じがしました。
一方、啓蔵先生が作品の考察に使ったという手書きの記述がある一品(他の方が書かれている記事を見て何時かは欲しいと思っていたので感動です!)については、販売されている作品だと「艶岩壁」の習作だと推察するのですが如何でしょうか。
形が違うのは画像を見ても分かるのですが、釉薬の色が販売の作品と違うように見えるのですが・・・。
店長殿は、この作品を握ってみたことはありますか?私の手に吸い付くような感触で、非常に握り心地が良かったです。
こちらは啓蔵先生の文字が薄れてしまったら困るのと、貫入に万が一、色が付いて景色が変わってしまったらと思うと怖くって使用できません。
いつも啓蔵ギャラリーWebショップの丁寧さ、迅速さには感服していましたが、今回の取り合わせには鳥肌が立ちました。
端正な佇まいで完成度の高い「蒼雫」と、試作品とあって荒々しい中に艶のある「大蛇(オロチ)」(すいません、作品を一目見たイメージで勝手に命名してしまいましたm(__)m)とを一緒にお譲りいただけるとは。本当に感謝しております。
(大分県 N様)
(店長)
N様本当にありがとうございました。
「蒼雫」はエメラルドグリーンがまざったような蒼、そしてぬくもりのある、すばらしい作品だと思います。
乳濁の色が、ふんわりと変化していく景色は、見ていて飽きないというか、ご堪能頂けるのではないかと存じます。それだけに本当に気に入って大事にしてくださる方のお手元にお届けできたことが本当にうれしいです。
おまけでおつけしましたぐい呑みは、仰るように「艶岩壁」の「もと」になった試作品です。
が「艶岩壁」そのものではございません。艶岩壁の作品が完成するまでのまるで過程がのぞけるようなものです。
しかも、啓蔵が、釉薬を確認するために底に文字を書いているという、啓蔵ファンにとってはレアもの(笑)ではないでしょうか。
販売している「艶岩壁」はとてもずっしりとくる作品です。(重さが重いということではなくて)
側面の艶、そして白濁の釉薬が、仰るようにまるで龍か大蛇の動き、流れのように見える気がいたします。
この作品の釉薬、勢いの表現を出すために、どれだけたくさんの試作を繰り返したのか…ということが、よくわかります。
N様が、啓蔵作品を気に入ってくださりいつも熱く語ってくださる思いに、感謝いたしております。
少しでもその思いにお応えできればと思いました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
艶岩壁
落ち着きがありながら秘めたる情熱というかエネルギーを感じる作品。
カイラギの釉薬のかかりが、まるで龍の絵にも見えます。
趣のあるひびは、艶のある光沢の肌です。そしてその上から白濁の釉薬が、流れるようにまるで思い思いに流れる川のような跡になっています。
*「蒼雫」 販売終了いたしました。
2010.03.21 日曜日