(前略)
この薄青を含め、萩原先生のぐい呑み作品を見ていると様々なイメージが浮かび上がってきます。
それが本当に楽しくて、嬉しくて…。私は萩原先生の作品たちが大好きです
ただ、そこから先生の意図を汲み取れているかは、自信がありませんが(苦笑
銘の中に同じ「青」を有していることに気付き、手元にある青濁垂を薄青の横に置きました。
すると薄青の景色は、春先に少し残っていた雪…に見えてきました。
次に青濁垂に目先を移すと、先の雪解け水が薄青の ”青”を溶かして流れていく様子が頭の中に浮かんできました。
薄青も、私に美味しい一杯と…愉しい時間を与えてくれました。
** この2作品を並べて見ると、本当にいろいろな想像をしてしまいます…銘からも、
** 青 = 青
** 濁 <-> 薄 (濁りが少ない)
** 垂れる <-> 垂れ(が)”無い” ….などなど、無茶苦茶な想像をした結果、
** 性格が正反対の双子なのでは!?……と思えてきました (^^;(香川県 M様)
(店長)同じ青でも作品によりまして、発色、釉の垂れ具合など…本当にそれぞれに個性がございます。
啓蔵の釉薬にもよりますが、自然のおりなす偶然の結果でもあり、それを考えると不思議な気持ちになります。M様本当にありがとうございました。
2008.06.20 金曜日
青濁垂
桐箱を開けて中を見たとき、作品の存在感に緊張しました…。
慎重に酒器を手に取ると、指先や手の平から作品の重さと初めて触れるカイラギの感触が伝わってきました。
先ほどの緊張感が喜びに変わったときには…鏡を見なくても頬が緩んでいるのが分かりました(^^
緊張が解れたところで、はやる気持ちを抑えられずに用意した地酒を注いでみたところ、 覗き込んだ見込みが、まるで湧き出た酒を湛える泉のように見えてきまして…何とも暖かい気持ちになりました。
(お酒を呑む前に、器に酔わされてしまったのかな。…って、何言っているんだか^^; )
でも何年…何十年経っても、このぐい呑みを見る度に今日の事を思い出すのでしょうね~。
これからの人生の中で誰とどれほどのお酒を、この酒器と共にしていくことになるのか。
その中で自分自身がどう変わっていくのか…なんて今は想像できません。
そもそも私はお酒を飲める年になってから1年ほどしか経たない若輩なので、 まずは酒器と自分を育てながら、作品に相応しい者になっていけるようにドリョクしたいとおもいます(^^
もちろん、このぐい呑みで飲み交わすお酒も愉しみながら…。
では早速…(日本酒を湛えた酒器を手にとって)…乾杯♪(香川県 M様)
(店長)M様、こちらこそありがとうございます。啓蔵作品を本当に気に入って使って頂けるのは私にとってもとてもうれしいことです。カイラギは使えば使うほど「味が出てくる」作品だと思います。それから不思議なことに、趣きや肌(表面)も、違った風格が出てくるように思います。
2008.06.20 金曜日
「豊土華」「枯水」購入後、昨晩初めて使ってみました。眺めているだけで、うっと りしてしまいます。
器に酔って、お酒に酔って大変です(笑)。
私もすっかり啓蔵 ファンになってしまいました。
早速今朝、贈り物として巌と白泡湯のみを注文しまし たのでよろしくお願いします。
(兵庫県 N様)
(店長)ありがとうございます。
カイラギの魅力は、本当に奥が深いところにあると思います。
と同時に、その良さを共有して頂けると本当にうれしく思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2008.06.20 金曜日
本日、ぐい呑み(枯水)とシラスが届きました。 ありがとうございます。
やっぱりグイ呑みいいと思います。
啓蔵先生が、思っていた発色と違っていたということ
かもしれませんが、ところどころにでている水色が 気に入りました。
またシラスもいろいろと試してみたいと思います。なにか作品ができましたらご報告するかもしれません。それでは、失礼いたします。 (東京都 N様)
(店長)N様は陶芸をされていらっしゃって、シラスの釉薬にご興味があるということでした啓蔵作品を通してシラスの釉薬の研究家が増えるといいなあと思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2008.06.20 金曜日
カイラギぐい呑み蒼片」を見つけたのは、偶然でした。(中略)
「啓蔵カイラギぐい呑み蒼片」の写真を発見しました。
それは、「ひとめぼれ」と呼んでいいような、気持ちでした。目にとても、いいキモチです。
届けられた品を、開けるとき、その手触りが、とてもいいだろう、という予感がして、直後、本当に、よい手触りを感じました。とても、なめらかな、ごつご つ感。攻撃的でない、やさしいイボイボ。
そして、目にきもちいい。手にしてからの発見は、目を覆って日の光にかざしてみたりしたときの、不思議さ。
「カイラギぐい呑み蒼片」は、ガラスに付いた水滴を、土の上に炎で、固定したら、最初にあったイメージを超えてしまったような品、という感じです。これは、わたしにとって、弱気の心であっても沿っていてくれるような品になるかもしれません。 今は、見て、手や唇で触っているだけですが、これから使うのも、楽しみです。
液体を、その内側に、かかえた時、別の表情がみれるのだろうなと。
同時に届いた「啓蔵マグカップ(M)海ほたる」と「啓蔵・素焼きビアカップ青」が、「カイラギ」の前で、ちょっと霞んでしまいました。
海ほたるらしい、青い小さな群れの夜想。軽々と荒々しく澄んだ素焼きのビアカップ。よい商品を紹介してくれて、ありがとうございました。 (埼玉県 I様)
(店長)ご縁というのは不思議なものですね。それは同時にありがたいものだなあと感じます。作品をとおして、なにか思いを共有できたような気もいたします。気に入って頂いて本当にうれしいです。末永くご愛用頂ければ幸いです。
2008.06.20 金曜日
先日、奈良の室生寺を訪ねました。そこで、女人高野を象徴する五重の塔を見ました。
小ぶりで、日本人の繊細な感性に満ちた塔は、しびれる感動を与えてくれました。谷越えの大風で、杉の巨木が倒れ、無残に破損。奈良の宮大工が、祈りを込めて、平成の再建に成功。
その魂を削った苦労は、優美な屋根の線に余すことなく、表現されていました。この再建物語をテレビの番組で見て、興味を持ったのが室生寺参りの理由でした。
この、テレビ番組の中で、宮大工は、五重の塔の再建が成功した喜びをとつとつと語り、最後に、この仕事を与えられたことに触れ、「幸せな出会いを感謝しています」と涙ぐんで合掌していました。
いま、私は、そうした嬉しい出会いのひとつをオンライン上で得ました。
たまたま陶芸のホームページを見て、鹿児島の萩原啓蔵先生のページにぶつかり、深夜まで、焼き物作りの苦労と喜びをつづった先生の文章をプリントアウトしました。陶芸を趣味とする関西の一企業人にとって、それは、肉声でもって教えを受けているような暖かさを感じました。
同時に、萩原先生の労作である、 土色のぐい飲みをひとつ、お世話になっている知人の昇進祝いに買わせて頂きました。萩のいい井戸茶碗でよくお目にかかる「かいらぎ」が全体にかかった酒盃で、やはり陶芸が好きな知人も見ほれていました。その際、せっかくのぐい飲みだし、お祝いだからと、新潟の銘酒、「米百表」を添えました。
杯はよし、酒はよしで、後に深く感謝され、一生ものとして大事にしたい、といってくれました。
かいらぎは、梅花皮と書き、刀剣の柄や鞘を巻く皮を意味しますが、陶芸では、器体と釉薬の縮みの差と焼成に不足から生まれると、教えられました。
それは、制御のほとんどできない釜の火の中で、まれに生まれる素晴らしい変化のようです。それを、萩原先生は新しい釉薬の発明と、焼き方の工夫で、生み出されたようです。それは、小さな酒盃ですが、かいらぎに覆われたさかずきは、ひたすらに挑戦を続けた作家の長い苦労の物語を語りかけてくるようでした。室生寺の五重の塔をつくり、再建した宮大工と同じように、日本のマイスターの心意気も感じました。私も、このかいらぎの酒盃との、幸せな出会いに、感謝申し上げます。
(兵庫県 Y様)
(店長)啓蔵は長年研究を重ねてこのカイラギ釉を作りあげました。
ですので、カイラギ作品をご覧頂き、その思いが伝わっただけでも、本当にうれしい、と言っております。本当にありがとうございました。
ご感想を頂くと、次の創作への意欲がますます高まるとも話しております。新しい作品ができましたらページなどでご紹介いたしますので、どうぞお時間のある折にお立ち寄りください。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2008.06.20 金曜日
今日は、早く帰れたので20:00前に届けてもらう様にし心待ちしていて、いざ届いて箱を開けて
見たところ余りに綺麗にラッピングされていてそれだけで感動しました。(本当にセンスがいいですね)
この和紙の色合いも良く何かに利用出来るのではと思いこれもとっておきます。
さて、いよいよ桐箱から一つづつ取り出し今も手にとりまじまじと、眺めています。
今回(土色、水色、青濁垂)と購入いたしましたが、どれも一言では言い表せませんが土色は、自然の中で出来た鍾乳洞のような土の香りが漂いますね。
水色は、神秘な泉の中で出来た繊細さが感じ取れます。
青濁垂は、本当に力強く深い海の中でもまれて出来上がったきたという風に私は、感じました。
どれも、私にとって初めての陶芸品です。今は手に取り肌触りを感じ、また眺めて時を共に過ごしていければと思います。
本当は直ぐにでもお酒を一杯注ぎ頂きたいところなのですが余りの美しさに今は、これだけで十分です。
この先このグイのみを利用する時一つ気になる事があるのですが、下の部分、裏もなのですが地肌が出ていますが洗うのに何か注意点などございますか?洗剤を使用したらいけないとか、乾燥させないといけないとか・・・なにかあれば教えて頂ければ幸いに存じます。
最後にいついつ迄も大事にしていこうと思います。本当にいい作品を送っていただきありがとうございます。
(千葉県 S様)
(店長)S様には3種類のぐい呑みをご購入頂きました。気に入って頂いて本当にうれしいです。私も「お嫁に出した」ような気持ちがいたします。これからもどうぞよろしくお願いします。
S様にはメールでお知らせいたしましたが、使用後はよく日陰で乾燥させてからしまわれるといいと思います。(かるく洗剤などをつけて洗ってもかまいません。)
使用された後は木箱ではなくて、戸棚などにしまうのがいいと思います。これから、どうぞおいしいお酒をたくさんお召し上がりになってくださいね。。
2008.06.20 金曜日
土色指跡
素人ながら偉そうなことを書かせていただきます。
私が工芸品を購入する時に最も大切にするのは、これだ!という自分の「直感」です。心惹かれない作品は手許に置きたくありません。これは作者の「個性」と自分の感性が同調するかどうかということです。
「かいらぎ」を見たとき、最初は何だこれは?と思い、再度画像を見直してモザイクや硝子細工を連想しましたが、やはりこれは百聞は一見にしかず、百見は一触にしかずです。
頒布されることを知り、即座に購入したものです。実際に手にした印象は「草間弥生の絵」でした(この例えが失礼ならばお許しください)。「かいらぎ」は人の心を引き込む、まさに工芸品としてはすばらしい、釉のマジックといえるものです。私にとっては、今すぐ使うより、しばらくは手に取って感触を楽しみながら鑑賞してから、「さあそろそろこれで一杯やってみるか」という気になってから使ってみたい一品です。(東京都 N様)
(店長)ご感想を頂きましてありがとうございました。「百見は一触にしかず」とは本当に「言い得て妙」ですね。実際の感触を味わって頂けて、こちらこそ本当にうれしく思います。
2008.06.20 金曜日
父が「啓蔵カイラギぐい呑み」を手に取ったとき、最初に出た言葉が「にがうり」でした(笑)
とてもユニークで「みたことない!面白い!」と、とても気に入ってくれました。
テーブルに置いて眺めては、また手にとり、また置いては手にとりを繰り返していました(笑)
さっそく大好きな日本酒を注いで楽しんでいましたよ~(*^。^*)
旅行のたびにユニークなぐい呑みを見つけてはコレクションしている父、また友達に自慢する予定らしいです(笑)
配達されたときの梱包もしっかりしていましたし、また木の箱を包んだラッピングペーパー、洒落てて素敵でした。どうもありがとうございました(*^^*)/ (神奈川県 M様)
(店長)「にがうり」という表現に思わず、納得してしまいました。
※鹿児島の夏の食卓にはなくてはならない食材です。
O様も陶芸をなさっていらっしゃるとのことですので、これからもぜひ、啓蔵作品をご覧頂けたら光栄に存じます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2008.06.19 木曜日
こんにちは!本日啓蔵カイラギぐい呑みを受け取りました。
楽しみにしていたので、早速に開梱し商品を見させていただきましたところ、すばらしい出来映えのカイラキぐい呑みに感動致しました。
どちらも素敵なぐい呑みですね!私のぐい呑み収集に又新たに素敵な二品を加えることが出来、大変喜ばしいかぎりです。まずは、今晩の晩酌に味わいながら使用させて頂き、末永く愛用させて頂きます。本当に有難うございました。
私以外のぐい呑み又焼き物ファンにも是非とも、この商品を味わって頂きたいものです。
(広島県 M様)
(店長)「お客さまの声」にお載せしたいというご依頼を快く受けてくださいましてありがとうございました。実際にご覧になって、お使いになられた方のご感想は、なによりも「生きた」声で、響くものがあるなあと思います。これからもご愛用して頂けると幸いでございます。
2008.06.19 木曜日
啓蔵ぐい呑み 星雲
こぶりのぐい呑みですが、まるではるか遠くの宇宙の星雲を思わせるような発色をしています。
黒地とほんの少しの控えめな青み、そして白濁の釉薬の取り合わせが、優しい穏やかな感じがするのが不思議です。
2008.06.02 月曜日
啓蔵ぐい呑み 縄雲
ほんのりと碧がかった茶色い地に白濁の釉薬がさらりとかかっています。
このぐい呑みのおもしろいところは、地の模様がまるで網目のようになっているところ
しかも網目が斜めにうずをまくようついているのが、なかなかおもしろい「景色」だと思います。
2008.06.02 月曜日
啓蔵ぐい呑み 艶岩壁 の実際にお使いになった画像を送って頂きました。
ぐい呑みとしてではなくお料理に使う、という発想が素敵ですね。
啓蔵作品でお料理を!
お客様から頂きました画像を展示いたしております。
艶岩壁
落ち着きがありながら秘めたる情熱というかエネルギーを感じる作品。
カイラギの釉薬のかかりが、まるで龍の絵にも見えます。
趣のあるひびは、艶のある光沢の肌です。そしてその上から白濁の釉薬が、流れるようにまるで思い思いに流れる川のような跡になっています。
2008.05.14 水曜日
(画像上段:左から) 土水跡 、艶岩壁 、山霞
(画像下段:左から) 紫青 、水青流
とてもお世話になった先輩の退職祝ということで、ご注文頂きました。
それぞれ個性的なぐい呑みを5個揃いにしています。
※実際は、それぞれのぐい呑みは、白い紙で保護をした上で梱包いたしました。
土水跡
茶色の地に、カイラギ。
単なる茶色ではなくて、見る方向によっては黒っぽく見えたり、明るく見えたりします。
艶岩壁
落ち着きがありながら秘めたる情熱というかエネルギーを感じる作品。
カイラギの釉薬のかかりが、まるで龍の絵にも見えます。
趣のあるひびは、艶のある光沢の肌です。そしてその上から白濁の釉薬が、流れるようにまるで思い思いに流れる川のような跡になっています。
2008.03.23 日曜日
啓蔵ぐい呑み 蒼乳濁
皆様、お待たせいたしました。
啓蔵の新作が届きましたのでご紹介します。
啓蔵の新作のその2を、販売に先駆けてご紹介します。
「青と蒼と乳濁」は、まさしく啓蔵テイストですね。
「やわらくあたたかく」、そして「力強い勢いのある」作品です。
2008.03.05 水曜日
啓蔵ぐい呑み 土息吹
皆様、お待たせいたしました。
啓蔵の新作が届きましたのでご紹介します。
「個性的なデザイン(形)」と「やわらかな釉薬」のぐい呑みは、また新しい啓蔵テイストを感じます。
2008.03.01 土曜日
■いつもすばらしい作品をありがとうございます。
啓蔵さんの作品の所有数も少しづつですが増えてきました。
ちょうど良い、ぐい呑み収納ケースがないものか探していましたが、なかなか見つからないため木材を購入し自作してみました 。
(仕切のサイズも啓蔵作品についてくる桐箱に合わせ作成しまた。)
まだ所有数は少ないですが、並べ入れて見ると迫力が増し、これまたとても気持ちがいいものです。
2箱作成したので、これでしばらくはコレクション数が増えても大丈夫です。
蓋も作成し、表には和紙に『啓蔵』の文字を印刷し張り付けてみました。(箱自体も豪華になった気がします。)
最近はお酒を飲む前に、この箱を取り出し、その日の気分で、どのぐい呑みを使おうか?など考えて、お酒の前の贅沢な気分に酔いしれ、ぐい呑みと、お酒を楽しんでいます。
では、これからもすばらしい、啓蔵作品を楽しみにしています。
―以上―
(東京都 Y様)
(店長)すばらしいレポートをありがとうございました。
啓蔵にも、印刷後郵送したのですが、大変喜んでおりました。
作品を大事にして頂いている様子が伝わってきて励みになる、と申しておりました。本当にありがとうございました。
それから「啓蔵」の(タイトル)文字を印字したものを箱の蓋の上に使われているアイディアにも、感心しておりました。これからも啓蔵作品で楽しんで頂けるとうれしいです。
2008.01.23 水曜日