今回は陶芸の話から離れて、すこし鹿児島の話題を書いてみたいと思います。

 鹿児島空港の隣にある国分市で5年前工業団地の造成中に9,500年前の縄文早期定住跡が発見されました。青森の三内丸遺跡などと同じく国内最大、最古級の遺跡が確認されたのです。
IT産業不況も深刻化している中での朗報に、光明を見出したという感じがします。

 日本の歴史観を塗り替える遺跡発見で地域活性化のために活用法なども課題が残されてはいますが、鹿児島県では巨額を投じて「上野原縄文の森」に展示館や保存館などを備えた大規模な施設を作りました。
現在「縄文の森」には縄文人の住居や生活状態を再現して火を起こしたり粘土で縄文土器を作ったりすることができる実習コーナーも設けられているとのことです。
特に次世代を担う子供たちのためにも、実際の体験を通じて、歴史に触れるということは、価値あることだと感じます。

 鹿児島空港からも近く、JR国分駅からは毎日5往復の運行バスもあり、アクセスも便利です。また近くには、霧島温泉もあります。一度ぜひ鹿児島にいらして、訪れてみてはいかがでしょうか。

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*上野原縄文の森