釉薬の研究のためのサンプル皿
啓蔵が、釉薬の確認のために作ったサンプル皿。ひとつひとつ魅力的。 – from Instagram
啓蔵が、釉薬の確認のために作ったサンプル皿。ひとつひとつ魅力的。 – from Instagram
蒼乳濁
ぐい呑み「蒼乳濁」を撮影しなおしました。
岩肌の部分優しい流れの部分との融合。飛び散るしぶきと泡のようにも見えます。
みどり色をベースにしたものでも、比較してみると、それぞれの良さ、面白さが、楽しめます。
碧色から青色への広がり、グラデーション、釉薬の発色は、本当に見ていて飽きません。
3月1日に、陶芸家 萩原啓蔵は87歳になりました。
少々耳が遠くなり、足が痛いことも多いようですが、作陶への意欲はまだまだ尽きないようです。
今回もお気に入りのぐい呑みについて語ってくれました。
以前にも「啓蔵虫食い」の商品ページで触れたことがあります。
(下記はその抜粋)
『地の黒い釉薬にも、上からかかる乳濁の釉薬にも虫食いが出ているところが、なによりも違うと即答されました。
これがどんなにむずかしいことか、これが出たときどんなにうれしかったことか…
と語りながら、愛おしそうに、この作品をじっとみつめる啓蔵を見て、本当に思い通りの作品が出きたうれしさが伝わってきました。』
今回も、啓蔵は何度も、本当に何年も苦労を重ねてやっとできた作品、と言っていました。
一見シンプルにもみえる作品ですが、実は、何層にもかけた釉薬が融合して美しさを醸し出しています。
作品をみつめる陶芸家の眼差しは、作品への愛情が溢れているような気がしました。
twitter や facebookページでご紹介をしましたが、あらためてこちらでもご紹介します。
啓蔵が現在研究中の釉薬とのこと。音が聴こえるような! ぐい呑み
抹茶腕。 内側の景色が個性的です。非売品
金色の点描 非売品
非売品 ぐい呑み
やわらかな色合いの抹茶腕。
やわらかな色合いの抹茶腕。
twitter や facebookページでご紹介をしましたが、あらためてこちらでもご紹介します。
これは、釉薬サンプルの抹茶腕。レアものですね!
抹茶腕もいいですね!
釉薬の掛かり方を、断面から調べる。 こんなふうに、研究をしています。
アトリエにて。啓蔵が破棄するという中にも、素敵な作品がある!
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
2013年お正月に、パソコンの前で。
皆様からの感想などを見て「励みになる」と喜んでいる啓蔵の様子です。
重ね掛けされた釉薬は、わずかな蒼の発色も出ている部分はありますが、
どちらのぐい呑みも、黒と白を基調としています。
そしてそれぞれの「虫食い」に作者の強い思いを感じます。
「啓蔵虫食い」(画像左)は「宇宙の蒼」(画像右)に比べる小ぶりのぐい呑みです。
啓蔵自身も非常に気に入っていて、虫食い、釉薬のバランスの美しさ、が際立ちます。
ぐい呑みの作品としても円熟度が高いです。
「宇宙の蒼」は「啓蔵虫食い」よりひとまわり大きく男性的です。
こちらは、一番上にかかっている白い釉薬のかかりかたがダイナミックで、
啓蔵作品らしい個性的な力強さ、勢いを感じる作品です。
両作品を比較うすると、それぞれの個性、発する空気(のようなもの)の違いが感じ取られて
大変面白いです。そしてどちらも素敵です。
素敵ですね…蒼が深く深く幾重にも重なったかのような色。ほとんど黒に近い深さが宇宙の奥深くを見つめているような。一方は銀河を彷彿とするような虫喰い、また、一方は、無数にあるあまたの星がまたたいているような。お酒を注いで揺れる景色を見て見たいです…素敵ー。 (H様)
萩原啓蔵作 抹茶茶碗 作品7
カイラギが美しいです。
(非売品)
カイラギが本当に細やか…。お抹茶を点ててながら、いただきながら、カイラギに抹茶が残り、美しい跡を見れるのですね(*^^*) 口当たりのところが唇に優しげな艶で、なお、素敵です。いつも、感動してます。 (H様)
お抹茶を点て、味わうときにお抹茶の緑がカイラギに残されて、美しい模様を愉しむことができる、本当に 素敵なお茶碗ですー…(*^^*) (H様)
萩原啓蔵作
貫入が美しいです。
(非売品)
素人なので、うまく表現できませんが、古典的な風情の中に、新しく居心地のいいこの表現力は、啓蔵先生だけのものだと思います。本当に、美しく素晴らしいですね。(B様)
これは、一見すると、すごくモダンな感じ…。でも、青い空と山を連想しました。その中に抹茶色。自然を愛でつつ愉しむ野点にピッタリな素敵なお抹茶茶碗ですね…。 (H様)
見れば見るほど、このお茶碗の色の施しが空と山、その中にお抹茶を点てる風景に見えて来るのです…。自然の中で、自然を愛で、野点を愉しむ、こんな情景が目に浮かびます。(H様)
桜乳濁ぐい呑み
撮影しなおしました。
乳濁の釉薬の淡いひろがりが、まるで砂糖をまぶしたお菓子のようにも思えます。そして貫入の美しいこと。薄いピンク色の作品の柔らかいイメージです。
何度見ても、優しげな雰囲気に、見惚れてしまいます。乳濁の下からふわりと色めき立つさまは、女性のおしろいのしたに頬を染める様な、美しいくて、かわいらしいイメージが浮かびます。女性らしい作品、珍しいですよね、(*^^*) 大好きです。(H様)
桜乳濁…きれいです!桜霞のように、ふわりと色めき立ち、香りまで漂わせるような。山桜は木全体で桜色になろうとするそうです。今まさに花開こうとする木の皮から絵も言われぬ桜色が取れるそう…。まさにその桜を見るような。女性が憧れる色めき、かわいさ、上品さです! (H様)
「 重ねて釉薬をかけるむずかしさ 」
陶芸家萩原啓蔵の陶芸エッセイの中からご紹介します。
何種類もの釉薬を重ねるのはとても難しいとのことです。
陶芸家の工夫や苦悩や失敗を経て、美しい個性的な作品美を形成するのだ、ということをあらためて感じます。
啓蔵の新作 ぐい呑み 「啓蔵虫食い」
釉薬については、今も日々研究中とのこと。
写真は釉薬のサンプルについて熱く語る啓蔵です。
啓蔵に新作について聞いてきました。
今回(まだ販売しておりませんが)のぐい呑み作品は、本当に苦労したそうです。
失敗したものは300個以上にもなったそうですが、それだけに思いどおりのものが出来た時は本当にうれしかったとのことです。
今回の作品の、「白と黒の釉薬、ほんの少しの青」作品のみどころは、
なにより「白い釉薬部分と黒い釉薬部分の”それぞれ”に虫食いが出ていること」だそうです。
この虫食いを出すために苦労に苦労を重ねたとか。
作家の強い思いやこだわりが、作品の景色から感じて頂けると幸いです。
紬紋釉
お世話になった恩師の退官記念に注文しましたが、丁寧で迅速な対応をしていただきまして感謝いたします。
(厳しい先生で好みもうるさい方だったので、いろいろと探しまわりましたが、なかなかいいものに出会えず、たまたま出会ったこの作品をみて、これだ!と思いました。
先生も大変喜んでくださり、一同ほっとしているところです。
本当にありがとうございました。)
(東京都 S様)
(店長)
ご先方様に、ぐい呑みを喜んで頂けて本当に光栄で、うれしいです。
(皆様のお気持ちも伝わったからこそ、と思います。)
ご縁がありましたことに、心から感謝申し上げます。
今夜は休肝日なので、少し目の毒です(笑)でも、とても美味しそう(^_^.) (K様)
いやあ、素敵です(S様)
萩原啓蔵作 抹茶茶碗
シンプルながら美しい作品です。
非売品
ぐい呑み「紬紋釉」と「艶カイラギ」を比較してみました。
どちらもカイラギの渋い作品ですが、それぞれの個性が光っています。
もうこれは「好み」としかいいようがありません。
いろいろな作品をうみだす啓蔵のパワーに驚くばかりです。
フライパンでもじっくり煮込んだおいしそうなおでんができる
まさしく弘法筆を選ばず、
おでん鍋を選ばず
ではないでしょうかっ!w(゚o゚)w
蛸がまた、おいしそうですね。
でも、文中に書かれているように、ひとり暮らしの方のおでんの量というのもむずかしそうですが、たくさん作っても日持ちするのでいいですよね!
『フライパンおでん 』 (from 貴族鍋 )
青濁垂のぐい呑みは、本当に素敵です。
(すでに啓蔵ギャラリーWebショップではお取り扱いを終了しているのにもかかわらず、お問い合わせをよく頂きます。)
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*画像の使用許可を頂いております。(ありがとうございます。)
青色のカイラギ抹茶茶碗。
(撮影がむずかしいです。)
*販売は未定です。(販売しない可能性が高いです。)