ぐい呑み、酒器、抹茶茶碗、湯のみ、片口鉢、作家 萩原啓蔵 の陶芸作品をご紹介しています。
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「 ユズ黒釉 」 に関する記事一覧


ぐい呑み 小雪釉(虫喰い)

小雪釉(虫喰い)


小雪釉と、釉薬はいっしょですが、小雪釉は、地肌にひび割れがありますが、
この小雪釉(虫喰い)は「地肌は光沢があり地肌にも虫喰いがある」ところに特徴があります。
上からかかる白い釉薬がさまざまな景色をみせてくれます。
白い釉薬は、鹿児島のシラス(火山灰の堆積したもの)から作った、啓蔵のオリジナルの釉薬で、この尺皿と同じ釉薬を使っています。 



【尺皿】漆黒の海

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黒地に白い波しぶきのような豪快なカイラギ。重厚な尺皿です。
料理をのせる皿というよりもできれば「飾り皿」としてお使い頂けたらと思います。
景色の良い大皿を作ってみたい、という思いがありました。 力強い作品にしあがったと思います。

※景色とは:器をみたときの印象。現れた窯変(ようへん)や釉薬(ゆうやく)によって描かれる全体像。




・ 啓蔵が「陶芸家雑感」でこの作品に使われている「ユズ黒釉」ついて記しています。




【037】 「ユズ黒釉」と「ブルーの釉」

 寒い冬は作陶する人にとって水が冷たくいやですが、また同じくこの夏の暑さもいやなものですね。

 今朝は偶然午前2時に目が覚めましたので真夜中に仕事を始めましたが、朝の6時ごろまでに平常の1日分の仕事が効率よく出来ました。
静寂な仕事場での作業はちょっと寂しい気分にもなりますが、昼間の暑さから解放され涼しさの中で仕事に集中できることが何よりです。暑い時期は無理をしないで夜行性動物になることも必要かなーと思いました。

 作陶(物作り)というのは「集中力」がないとなかなかいい作品ができません。雑念を払拭してロクロに向かい手を動かすことが肝要です。今朝の真夜中の作業はそういった意味でもそれなりの成果が得られたような気がします。


直径が約30cmの大皿
 

現在、できあがり直径が約30cmの大皿を作陶しています。

かける釉薬は今回考え出した「ユズ黒釉」に「ブルーの釉」の深い味わいのコントラストに仕上げたいと頭の中でその焼き上がりを思い描いています。
「ユズ黒釉」というのは、見た目には表面がざらざらに見えますが、実際は肌触りがとても滑らかで格調高い釉薬のひとつです。

またカイラギ釉と同系統のもので、材料は鹿児島県に産するものを使います。
作陶にあたっては、できるだけ地元の資源を活用して今後もいい作品を目指していきたいと思っています。


030730
「かごしま県民交流センター」2Fロビーに啓蔵作品の「壷」が展示されています。








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