ぐい呑み、酒器、抹茶茶碗、湯のみ、片口鉢、作家 萩原啓蔵 の陶芸作品をご紹介しています。
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「 雪釉 」 に関する記事一覧


【ぐい呑み】雪釉

879 啓蔵ぐい呑み 雪釉

【ぐい呑み】雪釉、茶雪釉、巌、水青流、蒼波、水青玉

雪釉 雪釉

雪釉の魅力は「黒と白のコントラスト」と「分厚い、もったりとした釉薬」が「ダイナミックで大胆に」かけられているところです。
素朴な味わいでありながら、なんとも言えない魅力 を感じます。

特に、あのもったりとした釉薬の「滴り(したたり)」は「命」をも感じさせる気がします。

そして同時にその滴りがあるところで「ぐっととまっている(溜まっている)」ところが不思議でなりません。 いったいどうやってあのような分厚い釉薬ができるのか?
そしてどうやって(下まで流すことなく)を勢いをもったまま垂れさせたりすることができるのか?
見れば見るほど魅力的なぐい呑みだと思います。
しかも地肌の黒い深い色もすばらしいです。



茶雪釉 啓蔵作品を何点か購入した上で、一番雪釉が気に入りました。

「惚れた」というのが正確かもしれません。
客用にも使いたいので、どうしても「5つ」揃えたく、追加で4つ購入しました。
ちょうど私の購入で終了となったようです。
雪釉のようなすばらしい作品を独り占めにできたような気持ちでうれしいのですが、他の啓蔵ファンの皆様には少し申し訳ない気持ちにもなります。

届いてから、焼酎を入れて呑んでみました。
もうそれはそれは「極上の味わい」でした。
やっぱりぐい呑みがすばらしいと、焼酎の味まで違ってきます。
本当に気に入りました。



水青流ところで、これまでに啓蔵のぐい呑みをいろいろ
(雪釉、茶雪釉水青流蒼波水青玉
と購入して作品を実際に手にしてみたのですが、 その「斬新さ」「釉薬の美しさ」「作品の力強さ」 から私はてっきり (萩原啓蔵氏は)

新進気鋭の30歳代の陶芸家

であろう、と想像していました。

ところが、80歳を越えられているということを伺って本当にびっくりしています。
あの斬新な釉薬の使い方からどうしてもその年齢が想像できないくらいです。

(神奈川県 W様)



巌



(店長)
W様に、雪釉他、啓蔵作品を大変気に入って頂けて本当に光栄でうれしく存じます。

雪釉につきましては、個人的にも好きな作品でしたので、さすがに最後の作品を手元から送り出すときには正直とてもさびしい気持ちになりました。(お嫁に出すような気持ち、とはこんな感じでしょうか。)

けれども、とても気に入って頂き、そして感動されたとのご感想を頂き、私までうれしく感じております。
ぜひ、ご愛用頂ければうれしく存じます。

※W様から(しばらくメールが使えない環境とのことで)わざわざお礼のお電話を頂きました。ご本人のご了承を頂き、聞き書きと言う形で、ご感想をお載せいたしました。



【ぐい呑み】雪釉


雪釉


雪釉
早々「雪釉」が無事に届きました。
どうもありがとうございました。

小生、この作品を一目で気に入り、早速注文いたしました。

「雪釉」を、実際に手にとってみて、その素晴らしさにあらためて感動いたしました。

黒い焼きの上に、「淡雪」のようなやわらかい釉薬。。。
本当に個性的で不思議な雰囲気を醸し出しています。黒(固さ)と白(やわらかさ)の絶妙な対比が独特の存在感をあらわしています。

「雪釉」を入手できて、本当に良かったと思っております。

サンプルプレゼントをどうもありがとうございました。
5月から陶芸をはじめましたので、大切に保管(作品が素晴らしいのでコレクション)し、ぜひ陶芸の勉強に使わせていただきます 。(奈良県 O様)


(店長)O様、ご感想をありがとうございました。
私も、O様がおっしゃるように雪釉のもったりとした白い部分と、かっちりと焼きしめた黒の部分の対比がおもしろい作品だと思います。
O様も陶芸をなさっていらっしゃるとのことですので、これからもぜひ、啓蔵作品をご覧頂けたら光栄に存じます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。



【ぐい呑み】雪釉,青網

雪釉
雪釉

白い釉薬のダイナミックさには圧巻です。
こんなにも大きな気泡が沢山ある釉薬には驚きました。

一体この釉薬は窯の中でどのような変化をしてあのような形になったのか?まったく不思議です。
手にする時の気分で雪のようにも、波しぶきのようにも感じます。

あまりにも白い釉薬部分に目がいってしまいますが、下地の黒カイラギも光沢がありとても綺麗だと思います。
所有している啓蔵さんの作品の中で存在感は断一だと思います。



青網
青網

確かに手元に着た作品を見ると、カイラギ模様が網のように見え、旨いネーミングを付けられたなと思いました。
所々にある亀裂カイラギがアクセントになっており作品を一層引き立てているように思います。
落着きのある色で啓蔵さんらしい蒼だと思いました。


また、すばらしい作品を楽しみにしております。

(東京都 Y様)


(店長)雪釉につきまして、あまりにも私と同じ感覚でご覧になっていらっしゃるのを拝見してびっくりいたしました。(つまり私が表現できなかったところをうまく説明頂いています。)
雪釉に関しては、私の個人的な意見ですけれども、かなり技術的も高いものを感じます。もちろん他の作品も同じように啓蔵の個性が出ていますが、この釉薬のとりあわせ、質感、そしてまろやかさと強さは、なかなか出ないのでは?と思えるほどです。

青網につきましてもありがとうございました。あの「蒼」は本当に素敵な色だと思います。
亀裂もとてもきれいです。Y様に喜んで頂けて本当にうれしく感じております。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

【ぐい呑み】雪釉

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啓蔵ぐい呑み 雪釉
「12月の風景」で紹介した作品が焼きあがりました。



*「啓蔵ぐい呑み 雪釉 」は、販売終了いたしましたが、この作品と似たテイストの 
「小雪釉」は販売中 です。





【050】「釉薬を重ねてかけるむずかしさ」

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たっぷりと幾重にも釉薬をかけ、重なった色合いの発色が出た作品は、深みと変化を味わえると思います。

『啓蔵虫喰いぐい呑み 宇宙』
は、特に、釉薬を重ねた中でも、技術的に難易度が高いものでしたが思いどおりに発色した作品です。(注1)
 この「釉薬を重ねてかける」というのは、大変手間がかかります。



雪釉

1度目の釉薬をかけ、それを完璧に乾かしてから2度目に違う種類の釉薬をかけます。そして、それもまた完璧に乾かして、やっと3度目の釉薬となります。
なによりも「完璧に乾かした上で」次の釉薬をかけませんと、窯で焼成後取り出してみると、どろどろになって水ぶくれができたり、はがれたり(欠落したり)してしまうのです。
同時に、性質の違った釉薬をたっぷりと、しかも厚く重ねるというのは、大変むずかしい作業でもあります。





虫喰い


けれども、たっぷりと釉薬をかけるからこそ「虫喰い(注2)」ができ、複数の種類の釉薬を重ねてかけてあるからこそ「深い発色」が出るのです。

私自身、これまで何度も失敗を繰り返しながらも、「私なりの美」を求めて試行錯誤をしてきました。
それだけに納得のできる作品ができると、本当に達成感があります。
そして、実際に作品を手にとっての(お買い上げ頂いたお客様から)感想を読むと、作家として本当にうれしく、感謝の気持ちでいっぱいになります。

 私のこの雑感をご覧になっているのは、(作品を)買って頂いた方だけではなく、陶芸に興味のある方、陶芸を勉強されている方も多いことでしょう。
もしも、そのような方々の参考になるのであれば、と思い、実際に失敗した作品(釉薬が欠落したものなど)をお分けします。

どんな感じになるのかなっているのかを実際に観察するだけでも、今後の陶芸や陶芸作品鑑賞に、なにかしらヒントになれば幸いです。



(注1)この作品は現在、販売終了。
(注2)ぼこっぼこっとあいた穴のこと








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