ぐい呑み、酒器、抹茶茶碗、湯のみ、片口鉢、作家 萩原啓蔵 の陶芸作品をご紹介しています。
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「 水青流 」 に関する記事一覧


【ぐい呑み】雪釉、茶雪釉、巌、水青流、蒼波、水青玉

雪釉 雪釉

雪釉の魅力は「黒と白のコントラスト」と「分厚い、もったりとした釉薬」が「ダイナミックで大胆に」かけられているところです。
素朴な味わいでありながら、なんとも言えない魅力 を感じます。

特に、あのもったりとした釉薬の「滴り(したたり)」は「命」をも感じさせる気がします。

そして同時にその滴りがあるところで「ぐっととまっている(溜まっている)」ところが不思議でなりません。 いったいどうやってあのような分厚い釉薬ができるのか?
そしてどうやって(下まで流すことなく)を勢いをもったまま垂れさせたりすることができるのか?
見れば見るほど魅力的なぐい呑みだと思います。
しかも地肌の黒い深い色もすばらしいです。



茶雪釉 啓蔵作品を何点か購入した上で、一番雪釉が気に入りました。

「惚れた」というのが正確かもしれません。
客用にも使いたいので、どうしても「5つ」揃えたく、追加で4つ購入しました。
ちょうど私の購入で終了となったようです。
雪釉のようなすばらしい作品を独り占めにできたような気持ちでうれしいのですが、他の啓蔵ファンの皆様には少し申し訳ない気持ちにもなります。

届いてから、焼酎を入れて呑んでみました。
もうそれはそれは「極上の味わい」でした。
やっぱりぐい呑みがすばらしいと、焼酎の味まで違ってきます。
本当に気に入りました。



水青流ところで、これまでに啓蔵のぐい呑みをいろいろ
(雪釉、茶雪釉水青流蒼波水青玉
と購入して作品を実際に手にしてみたのですが、 その「斬新さ」「釉薬の美しさ」「作品の力強さ」 から私はてっきり (萩原啓蔵氏は)

新進気鋭の30歳代の陶芸家

であろう、と想像していました。

ところが、80歳を越えられているということを伺って本当にびっくりしています。
あの斬新な釉薬の使い方からどうしてもその年齢が想像できないくらいです。

(神奈川県 W様)



巌



(店長)
W様に、雪釉他、啓蔵作品を大変気に入って頂けて本当に光栄でうれしく存じます。

雪釉につきましては、個人的にも好きな作品でしたので、さすがに最後の作品を手元から送り出すときには正直とてもさびしい気持ちになりました。(お嫁に出すような気持ち、とはこんな感じでしょうか。)

けれども、とても気に入って頂き、そして感動されたとのご感想を頂き、私までうれしく感じております。
ぜひ、ご愛用頂ければうれしく存じます。

※W様から(しばらくメールが使えない環境とのことで)わざわざお礼のお電話を頂きました。ご本人のご了承を頂き、聞き書きと言う形で、ご感想をお載せいたしました。



 【ぐい呑み】水青流

啓蔵ぐい呑み 水青流
啓蔵ぐい呑み 水青流
ある日、一人の男が旅をしていた。その男はすでに『 枯水』の状態だった。とにかく水が欲しくてひたすら歩いた。

すると、前方に白い泡『白泡』を発見した。あそこだったら水があるかもしれない!その男は『白泡』を目指して歩いた。


『白泡』の傍まで近づいてみると、そこには『蒼だるま』がいた。『蒼だるま』は何も言わずに樽一杯の水を差し出した。男はがむしゃらにその水を飲んだ。

『蒼だるま』は「君は一人で旅をしているのかい?一人旅は何かと大変だろうから、私の兄である『紋跡』を旅のお供にするが良い。」と言って、その場から消えた。

数分後、突然白い泡の中から、全身カイラギの『紋跡』が出てきて、「弟から話は聞いた。私が一緒について行こう。何かの役に立てるかもしれないから。」

それから、2人で旅を続けた。そして・・ついに『宇宙』に到達した。

『紋跡』は『お前を『宇宙』まで導く事が私の役目。ここから先はこの船を使って一人で行け。』そう言うと、『紋跡』は、楕円形の『薄色の皿』という名の船を与えるとその場から去った。


時が経ち・・『息吹』の季節になった。旅を続ける事30年。ついに男は『有が田や (*) 』という不思議な館に辿り着いた。

そこにはたくさんの扉があった。扉の向こうには未知の世界が待っているに違いない!

男は複数ある扉の中から『水青流』という扉をノックした・・。

*-*-*-*-*-*

男が『水青流』という扉をノックすると、「どうぞ」と声がしたので扉を開いた。


すると、そこには何とも不思議な格好をした人物(?)がいたのだ!
重量感がありそうな水色のマントを身にまとっているのだが、所々、破れたようになっていて、黒とも茶色とも形容しがたい肌が見える・・。

あまりにも凄まじい『水青流』の姿に呆然とした。

男は思った・・“この人は今までどんな歴史を生きてきたのだろう。私は旅の途中、喉の渇きを必死でこらえてきたが『水青流』さんに比べれば我慢の内には入らないのではないか・・と。

『水青流』は男に向かって「私に何か用があったのではないのか?」と質問をした。

男は、心を落ち着けて、これまでの旅の経緯を説明した。『水青流』は男の話に黙って耳を傾けた。
『水青流』は男が話し終わるのを待ってから、静かに口を開いた。

「君はここに辿り着くまで、大変な旅をしてきたようだね。さあ、ここで旅の疲れを取るが良い。
水はたくさんあるぞ。何と言っても『青』い『水』が『流』れる場所なのだから。」


そう言うと、『水青流』は至る所に滝や川を作った。
こうして・・男は清流の世界で暮らし始めたのだった。
(熊本県 M様)


(店長)M様からご注文があった際に、上記の物語の前半部分が送られてきました。そして「*この物語の結末は『水青流』到着後です♪」と書かれてありましたが、拝見して、なるほどぉ…とびっくりしてしまいました。
啓蔵作品の物語だなんて、すばらしい発想をされるなあと思います。ひとつひとつ、作品を思い出すのも楽しいものですね。私も久しぶりに昔の作品のページを眺めました。
M様、本当に素敵な企画をありがとうございました。


(*)有が田やは 2009年10月10日に閉店いたしました。
   現在はこちらで有が田やを引き継ぎ、啓蔵作品を販売いたしております。


【ぐい呑み】【退職祝】(啓蔵作品のお詰め合わせ)

【ぐい呑み】【退職祝】(啓蔵作品のお詰め合わせ)
(画像上段:左から) 土水跡 、艶岩壁 、山霞
(画像下段:左から)  紫青 、水青流



とてもお世話になった先輩の退職祝ということで、ご注文頂きました。
それぞれ個性的なぐい呑みを5個揃いにしています。

※実際は、それぞれのぐい呑みは、白い紙で保護をした上で梱包いたしました。



土水跡

茶色の地に、カイラギ。
単なる茶色ではなくて、見る方向によっては黒っぽく見えたり、明るく見えたりします。

こちらで販売しています。 | 土水跡の記事をまとめて読む


艶岩壁

落ち着きがありながら秘めたる情熱というかエネルギーを感じる作品。

カイラギの釉薬のかかりが、まるで龍の絵にも見えます。
趣のあるひびは、艶のある光沢の肌です。そしてその上から白濁の釉薬が、流れるようにまるで思い思いに流れる川のような跡になっています。

こちらで販売しています。 | 艶岩壁の記事をまとめて読む

啓蔵のご感想 【特別編】2

■2007/08
啓蔵のご感想 【特別編】2

啓蔵のご感想 【特別編】2





啓蔵のご感想 【特別編】2 (東京都 Y様)

(店長)すばらしいレポートをありがとうございました。
わざわざpdfにしてお送り頂き、本当にありがたく恐縮しています。
※pdfをそのままリンクしようかとも思いましたが、画像にしてページにお載せいたしております。
Y様のコレクションを拝見して、啓蔵作品をこんなにも所有して頂いていることにびっくりすると同時に、ありがたく思っております。
今はウルトラマンが大好きなお子様と(なんだかとってもほほえましいです。)とご一緒にお酒を酌み交わす日が待ち遠しいですね。ずっとずっと大事にして頂ける作品は幸せだと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

【ぐい呑み】水青流

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啓蔵ぐい呑み 水青流
「12月の風景」で紹介した作品が焼きあがりました。







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