萩原啓蔵作のぐい呑みは、どれも個性的です。
並べて撮影してみると、あらためてそれぞれの面白さ、個性がわかります。
ぜひみなさまにもこの楽しい気持ちをおすそわけできれば幸いです!
石割釉
釉薬のかかりかた、はじけ具合、ひび、どれをとってもかなり個性的なぐい呑み(陶芸作品)です。
好みはわかれるかと思いますが、好きな方にとっては本当に痺れるくらいのおもしろさです。
雪衣
白いもったりとした釉薬、そして虫喰い。
簡単そうにみえるけれど、そこにはひとつひとつ啓蔵の苦労がつまっているのです。
小雪釉
釉薬のダイナミックなかかりかた、いびつな形…
ひとつひとつ、啓蔵が手でかけた釉薬たちは、それぞれ「違った表情」の個性的な作品となって焼成されたのです。
どれひとつとっても同じものは無い。
世界にたったひとつの作品です。
海底
啓蔵にしては珍しい地の色が緑色。落ち着いた緑色の地は岩のような雰囲気があります。そして乳濁に緑色がまざった釉薬が上からかけられています。海の底というより、海と波というような気もしますし、海の底の流れのような気もします。
乳濁雲
掌で持った感じは「重厚」というイメージですが、まろやかであたたかい懐の深さを感じるような作品です。
女性の掌というより、がっしりした男性の掌に似合うぐい呑みなのでしょう。
啓蔵ギャラリーWebショップ
2010.11.25 木曜日
一見、強くて激しい印象を受ける「ぐい呑み」も、掌の中に収めてみると、繊細で不思議な景色がひろがります。
石割釉
2009.12.15 火曜日
石割釉 大胆で荒々しく、まるで裂いたようなひび割れ模様に圧巻です。
厚みのあるエナメル質の様な釉薬がとても綺麗で、所々にある虫食いも気に入っております。
それにしても釉薬ってこんなにも縮むものかと、不思議でたまりません。
また、大胆な釉薬の隙間から垣間見える、1本1本 手で書いた様な葦簀模様と、深みの有る色合がとても魅力的です。
力強く、生き生きとした風景はいくら見ていても飽きません。
本当に素晴らしい作品を手に入れる事ができ、嬉しいです。
ありがとうございました。
(東京都 Y様)
(店長)
実はY様からは、ご感想とは別に、メールで「実際にぐい呑みを開封したとき」のことが書かれておりました。
とても感激してくださって、夕飯そっちのけで見入ってしまわれた…とのこと。
その姿をご覧になった奥様のコメントが…おもしろくて笑ってしまいました。
とてもほのぼのとした風景が目に浮かびました。
ご紹介したいくらいなのですが、あまりにもリアルで申し訳ないかなあと思いましたので。(^^)
同時に、それほどまでに啓蔵作品に感動してくださること、大事にしてくださることに、本当に心から感謝いたしたいと存じます。
ありがとうございました。
2009.02.27 金曜日