ぐい呑み 「啓蔵虫食い」
見ていて本当に惚れ惚れするような作品。
撮影しながら、この面白さ、楽しさ、感動をなんとかお伝えできればいいなあ、と思っています。
白と黒の釉薬をベースにしながら、ほんのわずかに垣間見えるような青色の淡い色がなんとも言えません。虫食いの孔が無数の星にも見えます。
本当に素敵。
夜の海みたい。美し〜い。シュワシュワシュワシュワ〜と波の音が聞こえそうです。 (K様)
お酒を注ぎ入れると、虫食の小さな一つ一つが、揺らめいてきらめいて、無数の星が瞬く夜空のよう…と想像を膨らませてます(*^^*) 海のようであったり、宇宙のようであったり、壮大な自然を掌に包み、一口一口、口に含ませる…、素敵ですね。 (H様)
わたしは、このぐい呑みに夜空を見たのですけど、ページにおじゃましましたら、海を見た方もいらっしゃって、人それぞれのさまざまな印象が楽しいですね(*^^*) (H様)
2012.10.05 金曜日
ぐい呑み 碧淡青
同じ釉薬を使っていても、青の部分が強く出ているもの、緑色の発色が強いもの、
オーロラのような色の変化があるもの、重ね合わせた色彩が美しいもの…
などなど、どれひとつとして同じぐい呑みはありません。
いろいろな表情をもつ、ぐい呑みをすこしでもご紹介していきたいと思います。
それにしても不思議な魅力のあるぐい呑み!
碧から青が生まれるような。深く爽やかな色がとても素敵です…(*^^*) 空を映す、エメラルドの海。 (H様)
2012.09.24 月曜日
ぐい呑みの風景 「紬紋釉」 番外編
このぐい呑みを初めてご紹介したとき、
『中には豪快すぎて内側の底の焼き締めがみえてしまっているものもあります』
と書いたことがあります。
今回ご紹介するぐい呑みがまさしくそれで、
釉薬がはがれて地肌が見えてしまっているのですが、レアなものがお好きな方にお勧めしたく、
おもしろいぐい呑みとしてご紹介します。
同じように釉薬がかけられたのに、偶然がかさなって「個性を主張している」ような作品。
時々、このようなちょっと変わった作品をみつけると、わくわくしてしまうのが不思議です。
面白いですね…(*^^*) お酒をついだ時に、映る景色、湖面が楽しみになるような…。素敵! (H様)
紬紋釉
温かみや優しさのようなものを感じます。地はうっすらと緑が混ざった茶色のぐい呑みです。
落ち着いて渋い作品です。男性の方にお勧めいたします。
2012.09.16 日曜日

重ね掛けされた釉薬は、わずかな蒼の発色も出ている部分はありますが、
どちらのぐい呑みも、黒と白を基調としています。
そしてそれぞれの「虫食い」に作者の強い思いを感じます。
「啓蔵虫食い」(画像左)は「宇宙の蒼」(画像右)に比べる小ぶりのぐい呑みです。
啓蔵自身も非常に気に入っていて、虫食い、釉薬のバランスの美しさ、が際立ちます。
ぐい呑みの作品としても円熟度が高いです。
「宇宙の蒼」は「啓蔵虫食い」よりひとまわり大きく男性的です。
こちらは、一番上にかかっている白い釉薬のかかりかたがダイナミックで、
啓蔵作品らしい個性的な力強さ、勢いを感じる作品です。
両作品を比較うすると、それぞれの個性、発する空気(のようなもの)の違いが感じ取られて
大変面白いです。そしてどちらも素敵です。
素敵ですね…蒼が深く深く幾重にも重なったかのような色。ほとんど黒に近い深さが宇宙の奥深くを見つめているような。一方は銀河を彷彿とするような虫喰い、また、一方は、無数にあるあまたの星がまたたいているような。お酒を注いで揺れる景色を見て見たいです…素敵ー。 (H様)
2012.09.01 土曜日
ぐい呑み「青波」と「蒼乳濁」 は、同じブルーの釉薬を使いながら、
「静と動」「優しさと力強さ」「粒と岩」
というような、相反したイメージを感じます。
いろいろと見比べてみると、表現の違いの面白さがあり、またそれが陶芸作品を鑑賞する楽しみでもあるような気がします。
青波は、まるで抱擁されるような優しい、大海原。白い波しぶきも美しい…。蒼乳濁は、岸壁の岩に当たり砕け散る波のように感じます。強い印象の海ですね。(H様)
青波
青の釉薬の重ね掛けされた作品。この作品の特徴は、外側の景色だけではなく、内側の釉薬の文様が独特で美しいところです。
蒼乳濁
黒い地に蒼の釉薬、そしてその上からさらに青みがかった乳濁の釉薬がかけられています。
2012.08.25 土曜日
ぐいのみ 息吹
撮影しなおしました。
このぐい呑み「息吹」は、どちらかというと個性的ながら地味な作品だと思うのですが、根強い人気があります。
中に込められた何か、を感じるからかもしれません。
同じ釉薬を使っていても、錆びたような青い部分が多めに出ているもの、黄土色の色合いが強いもの、など、作品ひとつひとつが違っています。
確かに(^_^.)。(K様)
荒々しい作品の中ほっと休息得た感じです。(U様)
なんど、見させていただいても、深いですよね。緑、青が、土色から湧き立つように広がるさまは、本当に春の芽吹くさまを想像します。いのちの息吹ですね。派手ではないのに、春待つ心を感じさせる、華やかな心持ちにさせてくれる、素敵な作品だと思います。見れば見るほど、感動しちゃいます。(H様)
うわぁ 圧倒される色合わせ。 きれい。(K様)
2012.08.14 火曜日
啓蔵の新作 ぐい呑み 「啓蔵虫食い」
ベースは光沢のある黒い釉薬ですが、何層もかけられていています。
「宇宙の蒼」とも似ていますが、こちらの方が小ぶりで、蒼の発色もごくわずかです。
どちらかというと、黒と白を基調にしたぐい呑みなのですが、
このぐい呑みを啓蔵はいたく気に入っておりました。
実は(素人の質問でしたが)
「今までも黒い地に乳濁の釉薬、という作品はあったけれど、なにがそれほど違うのか」
というような質問をしました。
啓蔵いわく、なによりも、この「虫食い」が違うのだそうです。
地の黒い釉薬にも、上からかかる乳濁の釉薬にも虫食いが出ているところが、なによりも違うと即答されました。
これがどんなにむずかしいことか、これが出たときどんなにうれしかったことか…と語りながら、愛おしそうに、この作品をじっとみつめる啓蔵を見て、本当に思い通りの作品が出きたうれしさが伝わってきました。
これは、なんて、さまざまな色の艶をもってるんでしょう!虫食いがまた、お酒を注ぐと揺らめきに七色の景色を如何様にも見せてくれそう…素敵ー! (H様)
これは 太いお酒を飲みたくなりますね(S様)
素敵です~。お酒が進みそうです~^^(A様)
2012.07.24 火曜日
墨渦釉
墨絵のなかにひろがる渦のような反転が、個性的にひろがったりくっついたりして独特の紋様が出ています。
単なる斑点ではなく深みのある、しかも光沢のあるうっすらと色の変化を伴って変化していく様は、とてもおもしろいです。
2012.07.19 木曜日