ぐい呑み、酒器、抹茶茶碗、湯のみ、片口鉢、作家 萩原啓蔵 の陶芸作品をご紹介しています。
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「 陶芸家雑感(エッセイ) 」 に関する記事一覧

【042】貫入(かんにゅう)釉とピンピン音

300p1010006期待に胸を躍らせる窯出し。

窯の蓋を開けると熱気が顔に吹きかかってきます。窯の中の作品が生き物のように”ピンピン”と音をたてています。
これは作品が冷たい外気に急に触れ、素地と釉薬の膨張の差が起きて貫入(かんにゅう)が出始めた時の音なのです。
窯出し後も、数日(長いときにはもっと)わたってその貫入音が続きます。初めて経験なさる方はびっくりされることと思います。

 薩摩焼、栗田焼、相馬焼など亀裂がはいっていますが、この亀裂釉、柚子肌釉、カイラギ虫喰い…等、釉薬によって特殊な紋様となります。欠点転じて美点となす、と言ったところでしょうか。

この亀裂、貫入を創り出すのには実は様々の工夫があります。
第一に縮まない土を使用する、第二に釉薬を厚掛けする、ことですが、実際には、私の体験から申し上げると「耐火性が大きく、収縮の少ない素地」「ソーダ長石を釉薬に使用する」という点がポイントになると思います。

 ちなみにカイラギ釉については、私自身も毎回苦労しています。幾度か試験焼を繰り返し確認していても、いざ本番(本焼)では結果は全滅という事もたびたびです。それだけに思い通りに焼けたときには最高の喜びを味わいますが次に「同じ釉薬を同じ条件」で焼成してもうまくいかず失敗する…この繰り返しです。そのたびに何故?原因は?と考え、いろいろと分析をしています。
そしてこれが私の一生涯の研究課題なのだ、とも思っています。

同時に、私の思いを込めた「カイラギ作品」を実際に購入したり使ってくださっているたくさんの方々からの感想は、本当に励みになります。
(いつもFAXで拝見しています。)

最後に今回は「陶芸初心者の方でも楽しめる亀裂釉」をご紹介しましょう。
家庭での使用済みの空ビンのガラス破片を使って皿に装飾を施す手法です。
ビール瓶の「茶」、酒ウィスキー瓶の「緑」「青」、その他の色のガラスを別々に割砕いておき、水平の皿に模様に合わせて置くだけです。
この場合、必ず「乳濁釉」をかけた上にガラスを置きます。
(ただし立体の作品の場合は流れるためにできません。)
1100度で溶けますので、普通の窯の下段でも綺麗に焼けます。一度、試験をしてみてはいかがでしょうか。






【041】郷土のはなし:焼酎ブームと日本一企業

鹿児島産本格焼酎が今や大ブームとなり県外への焼酎人気は益々市場を広げています。

「いずれ本格焼酎が日本を代表する酒として”日本酒”と呼ばれる日もくるかもしれない」とすら地元新聞には嬉しいニュースとして報じられていました。

 当県の焼酎は県本土の芋焼酎、奄美大島の黒糖焼酎と共に消費が南九州中心だったものが今では県外出荷量がいずれも過去最高を記録したとのことです。
この原料の芋と黒糖はいずれも鹿児島県の特産品ですが、これからもこだわりの焼酎としての地域ブランドを確立していく必要があるでしょう。

 ところでこの焼酎人気に伴い、鹿児島県産の芋は今年五万トンもの超不足だとか。しかも農家の高齢化などで人手不足により栽培面積は年々減少しているようです。遊休農地を活用していかに栽培面積を増やしていくか、など課題も残されています。
 同時に新聞には鹿児島県の日本一企業も報道されていました。わが県にも日本一企業が16社も存在することにびっくりしました。
身近なものを一部ご紹介すると

・芋焼酎
・黒糖焼酎
・大島紬等の製造販売
・よろいかぶとの製造
・フリージア球根の生産量および販売数量
・切葉用アイビー

などです。
郷土の企業が活躍をしてことを聞くと、とてもうれしい気持ちになります。
これまでの伝統的な産業に加え新しい商品開発に知恵ど努力重ねて、鹿児島県の産業がより発展していくことを願っております。


【040】ピアノコンクール

 先日、浜松国際音楽コンクールの模様がテレビで放映されていました。
世界各国から集う若いピアニスト達の競演です。
四千人以上の観衆が見守る中、ステージに上がり演奏をする参加者の皆さんの心情を察するとき、音楽を知らない門外漢の私でさえ胸の詰まる想いがしました。
 
 予選本選と進む中、審査員の方のそれぞれの批評もあり、演奏がはやすぎた人、演奏を間違えた人、一応無難に弾きこなせた人、自身ありげな表情をみせる人…と様々でしたが、最終本選に進むと、なんと今度はオーケストラと共演するのでした。
この様な大舞台で演奏できることは並々ならぬ努力と技量と表現力、更に自信と度胸がないと「もてる力量を充分に発揮できない」ことだなと思いました。

 途中、落選した人たちへの審査員からのアドバイスとして
「ピアノは心で弾くもので審査員のために弾くものではない。また自分のためにも弾くものである。幾度か失敗を繰り返し脱皮しないと大きく成長しない。」
との言葉がありました。

参加者の皆さんそれぞれに、幼いころからピアノを始め、中学高校大学海外留学と精進を重ね、また幾多の世界のコンクールにも挑戦してきた人達です。楽譜を頭に中に叩き込み、ステージに立つ…それでもミスタッチをしてしまう。
それだけに最終の本選まで残りオーケストラをバックに四千人もの聴衆を前に完全な演奏ができる、ということは幸運としか言い様のないことです。

 最後まで残った方々の話として「私は良い指導者にめぐまれたから」「スランプの時に励まして立ち直るアドバイスをくれた先生がいたから」
というのが紹介されていました。
本人の才能や努力もさることながら、やっぱり相性の良い先生との出会いが幸運のはじまりであり一生の宝なのかもしれないとも思いました。
たくさんの意味で感動したピアノコンクールでした。

【039】踏まれても、根強くしのべ道芝の

「踏まれても、根強くしのべ道芝の、やがて花咲く春のくるらん」
こんな詩の一部を昔中学生の頃に覚えた記憶があります。

 今朝、窯出しをしてみて予想外の不出来にがっかりしてしまいました。ためいき混じりに上記の詩を口づさみ自分自身を慰めているところです。
何十年この道一筋に自分の求めている釉薬作りを目指していてもこの様に失敗の繰り返しです。
試験焼きには満足するもののいざ本番となるとなかなか思い通りにいかないものです。これでもかこれでもかと挑戦しているというのに。

けれども「好きこそものの上手なれ」と、すぐに「その過程を楽しむ」ように気持ちを切り換えるようにしています。「飽きもせず夢中になれること」があるのは、大変ですが逆に幸せなことかもしれません。
冷静に今回の失敗の原因を手繰ってみるとやはりありました。

バケツの中の釉薬の量が少なかったために、同じような配合の別の釉薬を追加で混ぜ合わせたことです。ちょっと考えただけでは信じられない微妙な加減が影響するのですね。
年末を控え、早くいい作品を仕上げたいと焦る気持ちがそういう結果を招いたのかもしれません。

釉薬は本当に面白いもので奥が深いと感じます。それだけに魅力的でもあります。
今回不出来だったとしても何回も配合を変えて「いつかきっといいもの」
を作り出してみせる。これからも試行錯誤をくりかえしながら、頑張りたいと思っています。

【038】地域の活性化・事業アイディア

このほど鹿児島市が優れた事業アイデアに資金を交付する新規事業「かごしまビジネスフロンティア」に「シラスを使った建築資材開発」が優秀賞を受賞というニュースが新聞で報じられていました。

そのシラスを使った建築資材の特徴は
「再生廃プラスチックを溶かして作った約2ミリ四方の粒」と「シラス」「セメント」を練り合わせたコンクリート平板。重さは通常の半分程度で、透水性が高い。腐葉土を敷いて植物も栽培することができるので屋上緑化用に利用することができる、
というすぐれものです。

 これを利用すれば、今後大都会でのビル屋上の庭園かでも太陽熱を防ぎ、水はけのよい素材としておおいに期待できるでしょう。鹿児島ならではの火山灰(シラス)を利用してのアイディアになるほど、りっぱだと感服いたしました。
 シラスは陶芸用の釉薬にも一役買っているということは以前に紹介いたしましたが
私が作る「カイラギ釉」「柚子肌釉」そして虫喰いなどの特殊な味のある釉薬にはほとんどこの「シラス」を利用しています。

発想や創造する力で「宝」を生み出すこともできるのかもしれない、と私は思います。
県内のいたるところにあり「厄介物扱いされている」シラスが各分野での創意工夫次第で、逆に鹿児島ならではの「すぐれもの」となること、そしてそのことで地域の明るい有望な産業へと発展していくこと、を期待しているところです。







【037】 「ユズ黒釉」と「ブルーの釉」

 寒い冬は作陶する人にとって水が冷たくいやですが、また同じくこの夏の暑さもいやなものですね。

 今朝は偶然午前2時に目が覚めましたので真夜中に仕事を始めましたが、朝の6時ごろまでに平常の1日分の仕事が効率よく出来ました。
静寂な仕事場での作業はちょっと寂しい気分にもなりますが、昼間の暑さから解放され涼しさの中で仕事に集中できることが何よりです。暑い時期は無理をしないで夜行性動物になることも必要かなーと思いました。

 作陶(物作り)というのは「集中力」がないとなかなかいい作品ができません。雑念を払拭してロクロに向かい手を動かすことが肝要です。今朝の真夜中の作業はそういった意味でもそれなりの成果が得られたような気がします。


直径が約30cmの大皿
 

現在、できあがり直径が約30cmの大皿を作陶しています。

かける釉薬は今回考え出した「ユズ黒釉」に「ブルーの釉」の深い味わいのコントラストに仕上げたいと頭の中でその焼き上がりを思い描いています。
「ユズ黒釉」というのは、見た目には表面がざらざらに見えますが、実際は肌触りがとても滑らかで格調高い釉薬のひとつです。

またカイラギ釉と同系統のもので、材料は鹿児島県に産するものを使います。
作陶にあたっては、できるだけ地元の資源を活用して今後もいい作品を目指していきたいと思っています。


030730
「かごしま県民交流センター」2Fロビーに啓蔵作品の「壷」が展示されています。


【036】シラスと釉薬

シラス 釉薬  火山の噴出物が数千年にわたり風化したのがシラスで鹿児島県の半分はそのシラスによって覆われています。

無尽蔵の火山噴出物を利用していろいろな物が作り出され未利用資源が次々と新しい商品に生まれ変わりつつあります。
特にシラスに含まれるシラスバルーン物質が研磨剤として広く使われ油よごれの磨き粉から日本が誇る光学レンズの研磨まで一役買っているのです。
そればかりか水に浮くセメント製品建築用の外装-塗料 人工宝石等々….研究が進んで陶芸でも釉薬を作るのにシラスを利用しております。
カイラギ、ユズ肌釉は勿論のことどんな色釉でも作り出せます。比重が軽くキメが細かくシラス単品でも釉薬に利用でき使い易いのが何よりです。

一例をあげますと
乳濁釉は 「長石30+土灰30+ワラ灰40」 が基本ですが 
シラス乳濁釉は 「シラス30+土灰20+ワラ灰40+骨灰10」 が良好です。

何故骨灰を入れるかというと、シラスの中に微量の黒浜(砂鉄)が入っているのでそのまま焼くと(1240度~1250度)黄味を帯びますが骨灰を入れることによってピンク色に発色させることができます。(ツヤ有り)

ツヤ消し釉の場合は 「シラス30+土灰30+カオリン30+硅石10」 で良いのですがより白く乳濁させたい場合には「亜鉛華」または「ジルコンチタン」などを4%くらい入れます。

溶材として「バリューム」「マグネシア」「亜鉛華」「石灰」等を変えることで発色が違ってきます。
釉薬の研究で試作品を作って比較しながら良いものを見つけ出している試行錯誤の毎日です。大変な作業ではありますが、新しい発見をするために没頭することは、充実した時間でもあります。
現在、めずらしい釉、カイラギ、虫喰い、ユズ肌等、納得できるサンプルは30種類ほどになりました。いつかこの釉薬を使った作品を発表したいと考えております。

乳濁釉虫喰い


【035】 若葉の季節に..緑釉

深緑色の楕円皿 (深緑色の楕円皿)


 さわやかな若葉の季節となりました。
今回はそんな季節に合わせて緑釉について記したいと思います。

焼き物の釉薬は絵の具のように簡単に思い通りには発色しません。

先ず、土の問題。
例えば赤土の上に直接釉薬をかけてもなかなかきれいな発色はしません。


その場合は
「化粧泥の白  (*1) 」か「うすい黄色の泥」
を塗って素焼きをするか、または素焼きの後に
「黄瀬戸の下塗り  (*2) 」をして、上塗りに「緑の釉薬  (*3) 」を塗る方法をお勧めします。


【化粧泥の作り方】 (*1)
白絵土  33
ガイロメ 33
ローセキ 33
(上記は同量という意味)


【黄瀬戸の下塗りの作り方】 (*2)
カマド長石 50
合成土灰  40
カオリン   7
黄土     3

緑の釉薬にも、ツヤ緑釉、マット緑釉(ツヤ消し)、条紋緑釉(*4)、結晶釉、濃緑、黄緑といろいろな種類があります。また、本焼きをする窯の種類(例えばガス窯、灯油窯、電気窯)によっても、窯の中の位置(置き場所)によっても微妙に発色の変化が見られます。
本格的に研究をしたいと思う場合、あらゆる方法で実験して失敗を繰り返し、その結果自分なりの釉薬を作り出すことが大切だと思います。
ご参考までに代表的な緑釉 (*3)をご紹介します。

【織部緑A】
福島長石  40
石灰    27
焼きタルク  5
骨灰     3
カオリン  10
硅石    10
酸化銅    5

【織部緑B】
福島長石  10
石灰    30
バリューム  3
焼きタルク  2
カオリン  30
硅石    20
酸化銅    5

【其の他条紋釉】 (*4)
樫灰    45
バリューム 45
酸化銅   10


※条紋釉
  ・厚塗りの方がきれいに流れる。
  ・作品の肩(壷などの側面にあたる部分)辺りが45度程度の丸面だと、
   丁度綺麗な流紋を作ることができる。
  ・樫灰の様に天然灰はなかなか入手しにくいので自分なりに開発研究すること
   によって同様の波紋が出来る。
  ・釉薬を作る場合には、固まらないように必ず「120目の金網」で濾してから使う。


【034】ある生徒のお話

 Yさんは私の陶芸教室に車で1時間40分もかけて通ってくる女性です。
毎週水曜日と土曜日の午前9時から夕方5時まで1回も欠かすことなく通ってもう2年近くになります。
冬は寒くて大変でしょう、との問いに「車の中は暖房がきいているし、きょうも1日がんばるぞ、とカラオケテープに合わせて歌っている間に、いつの間にか着いている。」と全然苦にならないようです。
現在ご主人と二人暮らしで、陶芸窯やその他道具一式も揃えているのですが年4,5回開催される陶芸展出品用の大型作品の創作、釉薬の勉強、をしたいとの理由でわざわざ指導を受けにきています。

 Yさんが当教室に見えるようになって指導する側の私も教えられることが多くなりました。
それはご本人が草月流の華道を学んでいるからでしょうか、一般的な作品ではなく「自分の表現したい」という思いを込めた総じて変形のつぼの発想がおもしろいのです。
ただし大型作品になりますとどうしても重力が加わり、デザインと同時に作品自体の重量バランスをとるのがが大変難しくなります。従って私にとっても(デザインを生かしつつ)「形をいかに整えるか」ということを研究するいい勉強になる、と感じています。

 Yさんをはじめ大型作品を制作する生徒にいつも厳しく指導していることを何点かお教えしましょう。

● 粘土の厚さは10~12mmに削ること
 大型で厚みがあると、重すぎて釉かけ後の窯詰め等が困難になり結果的に思ったような作品が焼けなくなります。
 そのために、仕上がりの厚みを12mm以下にすることを厳しく言っております。
 ※手にする器は「軽くしあげること」これは鉄則だと思います。
 例えば「抹茶碗」であれば、350g以下にすることと指導しています。
 それでは、どうすれば12mm以下の厚さにできるか?
 私は「針を割り箸に10mmや12mm分突起させ接着した」オリジナルの道具を作っております。
 それを実際作った作品の側面から突き刺します。
 つまりそれで「裏側から指先に針先がちょうど触れる」厚さが10mmや12mmとなる訳です。
 生徒によっては穴があくことを心配する人もいますが、素焼き後釉薬をかければ穴は埋まってしまいます。

● 日ごろから、表面の装飾を施すための紋様のアイディアを考えておくこと

● 自分の作品にかけた釉薬の種類、その時の焼き上がりの「出来、不出来」をきちんと記録すること
 
● 釉薬の作り方をしっかり頭に入れて覚えこむ努力をすること
 私が教えた釉薬の分量は、いちいちノートを見ないで、頭にたたきこむ努力をして欲しいと思います。
それこそカラオケを覚えるような感覚で日々そらんじていれば、自然に覚えるでしょう。
「伝統をふまえ新しい感覚の美しい作品をつくる」それが私の理想です。
そのために、陶芸教室では厳しいことも言いながら指導しています。
けれども、いつか陶芸展で大賞の授かることを夢見ながら、これからも頑張って熱心に勉強して欲しいと思っています。


【033】鹿児島の”黒”

黒

鹿児島の地場産品には「黒」が本当に多い。「黒砂糖」「黒酢」「黒牛」「黒豚」「黒糖焼酎」「黒ごま」「大島紬の泥染の黒」と、いずれもよそに誇れる産品ばかりで、黒潮が県土を洗う鹿児島はとても豊かな海の色でもあり円熟した色でもあるような気がします。

 そして伝統産業の焼き物の中にも「黒薩摩」「黒ヂョカ」をはじめとする多くの黒物があり、これらの釉薬も火山地帯から産出する資源から作り出されているのです。

 「シラス」と呼ばれる「火山から噴出した火山灰火山れきが200万年以前に堆積した」ものは南九州全体に分布しています。
「シラス」とは多くの穴を持ったガラスという意味で、穴の大きさは1ミリの百万分の1から千分の1ほどで電子顕微鏡でしか見ることができません。
最近では、新資源として価値あるものに変えようとしています。
建材や塗料、除菌フィルター、血液のろ過材等々….

 無尽蔵にあるシラスから陶芸用の釉薬も作れます。例えば白色のマットから緑、空(そら)、黒、赤、そば釉など。それらは、しっとりしたマット釉で、長く使用しなくても沈殿しにくい使い易い釉薬です。そして
実は私が研究しているカイラギ釉もこの材料がないと作れないのです。
この鹿児島の「自然の恵み」で名産の黒を作り出せたらと、これからも日々研究を続けていきたいと思っております。










Copyright © 2024 keizogallery (陶芸家 陶芸作家 萩原啓蔵)


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