・いつも美しいものに感動する心を持ちたい。
  釉薬作りに没頭する時が「一番楽しい夢」をみる。
 ・釉薬は「手品」種を明かすわけにはゆかぬ。
  自然の土石、自然の灰、数種の薬品を混合して作り出す。
  相性が良いもの・悪いもの、発色の良いもの・悪いもの、密着の良いも
  の・悪いもの、すべて人間と一緒。好きな人と結婚させたい。
 
・不可能を可能にするのが陶芸の道。
  できませんでは通用しない。
 ・作品は・・・
  見た目は重厚、持ったら軽い、が理想的。
  持ち上げて判断できる初心者作品。
 ・陶芸には書道と似たところがある。
  機械で大量に作るのが楷書。
  手造りのくずれた型が草書。
  折角綺麗に作って曲げてしまうのが行書。
 
 ・工芸、書道など「芸」や「道」のつく仕事には限りが無い遠い道。
  完成の日はやってこない。