このほど鹿児島市が優れた事業アイデアに資金を交付する新規事業「かごしまビジネスフロンティア」に「シラスを使った建築資材開発」が優秀賞を受賞というニュースが新聞で報じられていました。

そのシラスを使った建築資材の特徴は
「再生廃プラスチックを溶かして作った約2ミリ四方の粒」と「シラス」「セメント」を練り合わせたコンクリート平板。重さは通常の半分程度で、透水性が高い。腐葉土を敷いて植物も栽培することができるので屋上緑化用に利用することができる、
というすぐれものです。

 これを利用すれば、今後大都会でのビル屋上の庭園かでも太陽熱を防ぎ、水はけのよい素材としておおいに期待できるでしょう。鹿児島ならではの火山灰(シラス)を利用してのアイディアになるほど、りっぱだと感服いたしました。
 シラスは陶芸用の釉薬にも一役買っているということは以前に紹介いたしましたが
私が作る「カイラギ釉」「柚子肌釉」そして虫喰いなどの特殊な味のある釉薬にはほとんどこの「シラス」を利用しています。

発想や創造する力で「宝」を生み出すこともできるのかもしれない、と私は思います。
県内のいたるところにあり「厄介物扱いされている」シラスが各分野での創意工夫次第で、逆に鹿児島ならではの「すぐれもの」となること、そしてそのことで地域の明るい有望な産業へと発展していくこと、を期待しているところです。







                     



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