ぐい呑み 碧淡青
同じ釉薬を使っていても、青の部分が強く出ているもの、緑色の発色が強いもの、
オーロラのような色の変化があるもの、重ね合わせた色彩が美しいもの…
などなど、どれひとつとして同じぐい呑みはありません。
いろいろな表情をもつ、ぐい呑みをすこしでもご紹介していきたいと思います。
それにしても不思議な魅力のあるぐい呑み!
碧から青が生まれるような。深く爽やかな色がとても素敵です…(*^^*) 空を映す、エメラルドの海。 (H様)
2012.09.24 月曜日
ぐい呑みの風景 「紬紋釉」 番外編
このぐい呑みを初めてご紹介したとき、
『中には豪快すぎて内側の底の焼き締めがみえてしまっているものもあります』
と書いたことがあります。
今回ご紹介するぐい呑みがまさしくそれで、
釉薬がはがれて地肌が見えてしまっているのですが、レアなものがお好きな方にお勧めしたく、
おもしろいぐい呑みとしてご紹介します。
同じように釉薬がかけられたのに、偶然がかさなって「個性を主張している」ような作品。
時々、このようなちょっと変わった作品をみつけると、わくわくしてしまうのが不思議です。
面白いですね…(*^^*) お酒をついだ時に、映る景色、湖面が楽しみになるような…。素敵! (H様)
紬紋釉
温かみや優しさのようなものを感じます。地はうっすらと緑が混ざった茶色のぐい呑みです。
落ち着いて渋い作品です。男性の方にお勧めいたします。
2012.09.16 日曜日
重ね掛けされた釉薬は、わずかな蒼の発色も出ている部分はありますが、
どちらのぐい呑みも、黒と白を基調としています。
そしてそれぞれの「虫食い」に作者の強い思いを感じます。
「啓蔵虫食い」(画像左)は「宇宙の蒼」(画像右)に比べる小ぶりのぐい呑みです。
啓蔵自身も非常に気に入っていて、虫食い、釉薬のバランスの美しさ、が際立ちます。
ぐい呑みの作品としても円熟度が高いです。
「宇宙の蒼」は「啓蔵虫食い」よりひとまわり大きく男性的です。
こちらは、一番上にかかっている白い釉薬のかかりかたがダイナミックで、
啓蔵作品らしい個性的な力強さ、勢いを感じる作品です。
両作品を比較うすると、それぞれの個性、発する空気(のようなもの)の違いが感じ取られて
大変面白いです。そしてどちらも素敵です。
素敵ですね…蒼が深く深く幾重にも重なったかのような色。ほとんど黒に近い深さが宇宙の奥深くを見つめているような。一方は銀河を彷彿とするような虫喰い、また、一方は、無数にあるあまたの星がまたたいているような。お酒を注いで揺れる景色を見て見たいです…素敵ー。 (H様)
2012.09.01 土曜日
萩原啓蔵作 抹茶茶碗 作品7
カイラギが美しいです。
(非売品)
カイラギが本当に細やか…。お抹茶を点ててながら、いただきながら、カイラギに抹茶が残り、美しい跡を見れるのですね(*^^*) 口当たりのところが唇に優しげな艶で、なお、素敵です。いつも、感動してます。 (H様)
お抹茶を点て、味わうときにお抹茶の緑がカイラギに残されて、美しい模様を愉しむことができる、本当に 素敵なお茶碗ですー…(*^^*) (H様)
2012.08.30 木曜日
ぐいのみ 息吹
撮影しなおしました。
このぐい呑み「息吹」は、どちらかというと個性的ながら地味な作品だと思うのですが、根強い人気があります。
中に込められた何か、を感じるからかもしれません。
同じ釉薬を使っていても、錆びたような青い部分が多めに出ているもの、黄土色の色合いが強いもの、など、作品ひとつひとつが違っています。
確かに(^_^.)。(K様)
荒々しい作品の中ほっと休息得た感じです。(U様)
なんど、見させていただいても、深いですよね。緑、青が、土色から湧き立つように広がるさまは、本当に春の芽吹くさまを想像します。いのちの息吹ですね。派手ではないのに、春待つ心を感じさせる、華やかな心持ちにさせてくれる、素敵な作品だと思います。見れば見るほど、感動しちゃいます。(H様)
うわぁ 圧倒される色合わせ。 きれい。(K様)
2012.08.14 火曜日
啓蔵の新作 ぐい呑み 「青波」
青と白がまざりあってはじけ散った勢いが映し出されていて、とても趣深いです。
内側の美しさに目が行ってしまって、撮影していても内側を撮影しているものが多くなってしまいました。眺めているだけで楽しいですね。
きれいな色!神秘的ですねぇ!!これで泡盛を飲んだら…(Z様)
2012.08.09 木曜日
啓蔵の新作 ぐい呑み 「青波」
青の釉薬の重ね掛けされた作品。このぐい呑みの特徴は、外側の景色だけではなく、内側の釉薬の文様が独特で美しいところです。
2012.08.08 水曜日
「 重ねて釉薬をかけるむずかしさ 」
陶芸家萩原啓蔵の陶芸エッセイの中からご紹介します。
何種類もの釉薬を重ねるのはとても難しいとのことです。
陶芸家の工夫や苦悩や失敗を経て、美しい個性的な作品美を形成するのだ、ということをあらためて感じます。
啓蔵の新作 ぐい呑み 「啓蔵虫食い」
2012.07.25 水曜日
啓蔵の新作 ぐい呑み 「啓蔵虫食い」
ベースは光沢のある黒い釉薬ですが、何層もかけられていています。
「宇宙の蒼」とも似ていますが、こちらの方が小ぶりで、蒼の発色もごくわずかです。
どちらかというと、黒と白を基調にしたぐい呑みなのですが、
このぐい呑みを啓蔵はいたく気に入っておりました。
実は(素人の質問でしたが)
「今までも黒い地に乳濁の釉薬、という作品はあったけれど、なにがそれほど違うのか」
というような質問をしました。
啓蔵いわく、なによりも、この「虫食い」が違うのだそうです。
地の黒い釉薬にも、上からかかる乳濁の釉薬にも虫食いが出ているところが、なによりも違うと即答されました。
これがどんなにむずかしいことか、これが出たときどんなにうれしかったことか…と語りながら、愛おしそうに、この作品をじっとみつめる啓蔵を見て、本当に思い通りの作品が出きたうれしさが伝わってきました。
これは、なんて、さまざまな色の艶をもってるんでしょう!虫食いがまた、お酒を注ぐと揺らめきに七色の景色を如何様にも見せてくれそう…素敵ー! (H様)
これは 太いお酒を飲みたくなりますね(S様)
素敵です~。お酒が進みそうです~^^(A様)
2012.07.24 火曜日
啓蔵の新作 ぐい呑み 「宇宙の蒼」
このぐい呑みの、ベースは光沢のある黒い釉薬ですが、何層もかけられていています。
蒼い発色がまるで、夜の黒い空に広がるオーロラのようにところどころに見えます。
(作品によって、蒼の度合いは違います。)
そして、その上から、更に白い釉薬が掛けられています。
虫食いも美しく、まるで夜空に散りばめられた星のようです。
啓蔵いわく、
なによりもこの虫食いを出すことに苦労したとか。
黒と白、そして青のバランス、そして虫食いの美しさ。
本人も語っておりましたが、納得いく作品を出すために、どれだけの時間をかけどれだけの失敗を繰り返したことか。
この作品にはそういう啓蔵の思いがこめられていて、本当にその思いをわかっていただける方の手元へお届けできれば、うれしいです。
2012.07.24 火曜日
撮影してみました。
ベースは光沢のある黒い釉薬ですが、何層もかけられていています。
蒼い発色がまるで、夜の黒い空に広がるオーロラのようにところどころに見えます。
(作品によって、蒼の度合いは違います。)
そして、その上から、更に白い釉薬が掛けられています。
虫食いも美しく、まるで夜空に散りばめられた星のようです。
2012.05.31 木曜日
啓蔵の新作 ぐい呑み 「宇宙の蒼」
啓蔵の新作 ぐい呑みが届きました。
今回は啓蔵がとても気に入ったと言っておりましたので、楽しみにしておりました。
当然ながら、ここまでいきつくまでには、窯でいうと3回分くらい失敗を重ねて(自分の思ったような作品が出来なかったとのこと)、やっと出会えたものだったようです。
黒い地に白い釉薬がかかっているのですが、この黒い地に蒼の釉薬がさらにかけられていて虫食いも出ています。まるで”宇宙の蒼”
啓蔵のもとめていた蒼はこんな蒼だったのか、と、作品をみながら味わっております。
なるべくはやく販売開始をしたいと思いますが、
この深い光沢のある蒼と黒い釉薬の作品の撮影が難航(すみません。撮影があまり得意ではないため)しそうです。
少しお時間を頂けると幸いです。
取り急ぎ速報まで。
2012.05.27 日曜日
ぐい呑み 碧淡青
まるで若葉の息吹のような、角度によっては南の海のような青、のような部分と、
ベースにかかっている緑色の釉薬の虫食い。その押さえたようなシックな部分とが
なんともいえない具合に融合して幻想的な景色になっています。
釉薬のかかり具合によって、ひとつとして同じものはありません。
2012.05.04 金曜日
ぐい呑み 海底
啓蔵にしては珍しい地の色が緑色。落ち着いた緑色の地は岩のような雰囲気があります。
そして乳濁に緑色がまざった釉薬が上からかけられています。海の底というより、海と波というような気もしますし、海の底の流れのような気もします。
ずっしり感がありますので、掌の大きな男性の方が使って頂くのに向いています。
2012.05.04 金曜日
ぐい呑み 淡碧
ひび割れの地に、薄い淡い碧色が混ざった乳濁釉薬がかかっています。
釉薬は勢いのあるかかり具合なのになぜだか、優しい穏やかな印象があります。
碧の発色も、乳濁釉薬の勢いの跡も、ひとつひとつの作品で違います。
2012.05.04 金曜日
ぐい呑み 淡碧(筒)
ほんのりと緑がかったクリーム色の地に、淡い碧の乳濁釉がかかっています。上からかかっている釉薬は、淡碧 や 涌雲と同じものです。
クリーム色の地の部分は、ざらっとした手触りです。
これはお好みがわかれるかもしれません。
上からかかっている淡碧の釉薬は光沢があり、虫食いが出ています。同時になめらかな手触りで、発色は淡くやさしい色です。
その「手触り」「発色」の微妙な組み合わせが、また絶妙でもあります。
2012.05.04 金曜日
【抹茶茶碗】 薄草緑
薄い緑色の地にカイラギや白い釉薬がひろがっています。
筒茶碗なのですが、だるま型のようにすこし口周りが(底に比べて)小さくなっている形です。
やさしい感じの抹茶茶碗です。
2012.05.04 金曜日
【楕円皿】ころんころん・土碧
土色と緑色の混じったような釉薬に、ほんの少し水色が見えたりもします。落ち着いた色調のうつわなので、逆に料理が引き立ちます。
ですので「はなやかな料理をお作りになる方」に向いています。
2012.05.04 金曜日
【ぐい呑み】白釉
啓蔵が、鹿児島のシラスをもとにつくりあげたという白い釉薬。
その釉薬がたっぷりとかけられ、同時に、なにかのエネルギーでひきって孔を作り出した景色。
個性的ながら味わいのある作品です。
撮影しなおしました。
私には砂糖菓子に見えて(^.^)本当に優しい柔らかい感じですね(^.^) (S様)
お~っなかなかいいですね(^.^)ん~どっぷりと釉薬。ん~(K様)
2012.03.11 日曜日
ぐい呑み 土蒼景色
絵巻のようなぐい呑み。虫食いとカイラギとの調和。美しいぐい呑みです。
2012.02.28 火曜日
ぐい呑み「紬紋釉」と「艶カイラギ」を比較してみました。
どちらもカイラギの渋い作品ですが、それぞれの個性が光っています。
もうこれは「好み」としかいいようがありません。
いろいろな作品をうみだす啓蔵のパワーに驚くばかりです。
紬紋釉
温かみや優しさのようなものを感じます。地はうっすらと緑が混ざった茶色です。
落ち着いて渋い作品です。男性の方にお勧めいたします。
艶カイラギ
カイラギの上に水色の光沢釉薬がうっすらとかかっています。
内側にほんの青味を帯びた釉薬が細かい粒子のように出ているものもあります。
2012.02.21 火曜日
ぐい呑み「蒼」を撮影しなおしました。
やわらかくて、でも、味わいのある釉薬の発色。
蒼色の作品の撮影はとても苦労します。この淡い乳濁と蒼の色合いを少しでも正確にお伝えできれば幸いです。
2012.02.14 火曜日
ぐい呑み「雪雲」
撮影しなおしました。
黒い地に広がる紋様と、それをダイナミックにつつむ白い釉薬がとても美しいです。
雪雲
地は黒というか碧というか、丁寧に何層も重ね掛けをした釉薬がかもし出す不思議な肌をしています。
おおきく釉薬がはじけているのも勢いを感じます。
2012.02.05 日曜日
釉薬の斑点の紋様のおもしろい作品を比較してみました。
青渦釉を初めてみたとき、墨渦釉と比べてみると、色合いも、紋様も、形も違います。
自然の織りなす偶然の美、とともに、啓蔵の釉薬の研究の賜物だとも感じます。
啓蔵作品は、ぐい呑みとして使う、と同時に、観賞して愉しむ、といういろいろな味わいかたがあるのではないかと思っています。
個人的には、磁界の画像を想像してしまいます。
物理学などに興味にある方にぜひご覧になって頂きたい気もしました。
2012.01.19 木曜日
桜色(ピンク色)がはいっている啓蔵作品を集めてみました。
少しずつ違う色合いと、個性をご覧ください。
どの作品も釉薬の色も、そして貫入もきれいです。
「桜乳濁ぐい呑み」
粘土自体が赤いのでより桜色が強いです。そしていちばん優しい感じがします。
「土息吹」
比べると、赤色が混ざっています。そして光沢があるせいか、艶っぽいです。サイズとしてはこの中ではいちばん小ぶりです。
「白乳濁」
うっすらとピンクが混ざっていますが、3つ比べると桜色(ピンク色)はかなり淡く、乳濁がしっかりでています。作りとしてはがっちりとした男性的な印象です。
2012.01.17 火曜日
桜乳濁ぐい呑み
赤い粘土の上に白い釉薬をかけているので、全体的にはピンクに見えます。
強い個性がある作品ではありませんが、土の色、釉薬とのバランスが絶妙です。
やさしい気持ちになれるような気がします。
2012.01.10 火曜日
紬紋釉
渋いですが、温かみや優しさのようなものを感じます。地はうっすらと緑が混ざった茶色です。落ち着いて渋い作品です。
口作りの(ぐい呑みのふち)部分に、もったりとした釉薬がかかっているところが魅力ですよね。
虫食いやカイラギのでかたが、ひとつひとつどれも違います。
上からかかる灰色がかった釉薬にも、虫食いが多く出ているものもあれば、カイラギのような細かいひび割れがあるのもあります。
紬紋釉
温かみや優しさのようなものを感じます。地はうっすらと緑が混ざった茶色です。
落ち着いて渋い作品です。男性の方にお勧めいたします。
2012.01.10 火曜日