ぐい呑み、酒器、抹茶茶碗、湯のみ、片口鉢、作家 萩原啓蔵 の陶芸作品をご紹介しています。
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Archive for 10月, 2004

ぐい呑みの素焼き

啓蔵の近況 これから素焼きをする、ぐい呑みです。

今回の作品は、少しほっそりとした形にしてみました。
素焼きのあと、釉薬かけをして本焼きまでは、まだまだ時間がかかりますが楽しみです。


カイラギの美しいひび割れや発色が出ることを期待しながら作陶中です。






【近況】鹿児島より(2004年10月10日)

啓蔵の近況 10月というのにこちらは、暑いくらいです。

本日は陶芸教室に通っている生徒のみなさんの作品の釉薬がけをしました。
写真は釉薬をかけ終わり、窯入れを待っている作品たちです。

これらの作品が焼き上がると、また違った発色や趣きになることでしょう。
またその時にあらためて撮影してみたいと思います。

【045】美展に思う

 芸術の秋を迎え鹿児島県最大の南日本美術展がいよいよ来月開催されます。
洋画、日本画、工芸(陶・染・彫)の総合美術展です。制作時のこの時期に度重なる台風に見舞われましたが、出品に間に合わせようと教室の皆さんそれぞれに頑張っています。

 焼き物の美しさは造形美・装飾美、それに作る人の工夫された創造性によって表現され、見る側の私たちに一層の感動を与えてくれます。造形美とか装飾美と言っても漠然としていますが、他人と同じ仕事をするとか真似るのではなく、独自の個性を大切にしながらも調和のとれた作品作りをする中から生み出されるもので、この感性は一朝一夕にして出来るものではありません。

到達するまでにはさまざまな苦労と努力を要します。それには日ごろから新しい物を目指したデザイン力を養うことを心がけ、常に新しい作品に触れ、そして出会い、書物や写真等で感動した「人まねではない独自のもの」を自分の中に集めておくことが大事でしょう。
 陶芸を続けておりますと、自然に型・色彩がその人の中に定着してきて他人の作品でも何となく「誰さんの作品」だとわかってきます。その個性を大切にしながらも、時代の進歩と共に私たちも日々前進して新しい作品作りに努力したいものだと考えています。
その努力こそが「感動を伝える源(みなもと)」になるようにも思います。




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