ぐい呑み、酒器、抹茶茶碗、湯のみ、片口鉢、作家 萩原啓蔵 の陶芸作品をご紹介しています。
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Archive for 6月, 2008

【ぐい呑み】蒼龍

蒼龍

商品が無事届きました。
いつも思うことがあります。

それは啓蔵さんの商品も素晴らしいこと事もさることながら、
商品説明についての、とても短い文章の中で特徴をつかみ、表現豊によく伝えているなと関心させられます。

今回の作品も「龍を想像します」の表現はとても特徴・表情が伝わってきました。また、どんな作品が出るか楽しみにしています。

(東京都 Y様)

(店長)Y様ありがとうございます。雰囲気や率直な感想を伝えられたら…といつも思っていますが、人によって感性も違うと思いますので、とても難しいとも感じていますが、少しでもお役にたてたらうれしいです。
今後共どうぞよろしくお願いいたします。

【ぐい呑み】蒼龍


蒼龍



カイラギというよりも、啓蔵先生の青、に惹かれました。

(埼玉県 T様)

(店長)カイラギや、釉薬の発色を眺めているだけでも、癒されるものがあるのかもしれません。
啓蔵の「青」は私も大好きです。(青も濃い青から、淡い青などいろいろありますよね。)

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

【ぐい呑み】宇宙,白ゆず肌

宇宙
こんばんは。Aです。商品のほう無事に届きました。ありがとうございます。


ホームページの写真の撮り方が上手なのか、イメージどうりのぐい呑みでした!

それぞれの色も形もすばらしく、しばらく見とれてしまいました。
ほんとは一輪挿しを探していたのですが、「宇宙」にいっぱつで一目惚れし、見れば見るほどほしいものが・・・。


今回は三つで我慢しましたが(笑)まだほしいものがあるため、ちょくちょく利用させて頂きたいと思います。






(中略)


一輪挿しのラインナップも、増やしていただけると良いのですが・・。

もし、いいのがありましたらUPをお願いします(笑)



では。(愛知県 A様)










(店長)

A様には、「宇宙」のほかに「白ゆず肌」「新緑」もお買い上げ頂きました。

本当にありがとうございました。



ご注文された3点は、形もそれぞれ個性的で、しかも「青」「白」「緑」と独自の釉薬の発色があります。
きっとそれぞれにお楽しみ頂けたのではないかと思います。



一輪挿しは、もしかすると啓蔵の手元にあるかもしれませんので、問い合わせてみます。

(ただ、ほんのたまに気が向いたときにしか作らないと思いますのでお時間がかかるかもしれません。)





これからもどうぞよろしくお願いいたします。




【ぐい呑み】息吹

息吹

ぐい呑み 息吹



この器は「有が田や」さんのHPを眺めたり、啓蔵作品に触れてきたからこそ出会う事ができた器だと思っています。

この「息吹」はある日突然、特別なオーラを感じました。

これは、あくまでも私が感じた事ですが、「息吹」は“カイラギはカイラギとして”“釉薬は釉薬として”独立した「美」を持っているように思います。

というのは、他の啓蔵作品は、姿・形は異なれど、それぞれ器として「完成」されているのに対し、この「息吹」は、どこかアンバランスに見えるのです。もちろん良い意味で。

「カイラギ」と「釉薬」がお互いに独立しているが故に、相乗効果が高まって“何とも言えない雰囲気を持つ素晴らしい”器になったのだと思います。

「息吹」の紹介ページに、5作品並んで写っている画像がありますが、私にはとても美しい光景に見えます。同じ作品なのに個々が別々の光を放っているように感じます。


「息吹」を手にして思った事ですが、また、「息吹」が欲しくなりました。


私は同じ器を揃えるという行為はした事がないのですが、また「息吹」の購入を検討したいと思います。

本日は「息吹」の魅力を伝えて頂き、ありがとうございました。(熊本県 M様)


(店長)この作品について啓蔵に聞いたところ、釉薬の発色が自分の予期しない形で出た作品、とのことでした。たぶんそれは温度や釉薬の種類や気候などたくさんの要因があるのでしょう。さすがにM様の目は肥えていらっしゃいますね。偶然の発色とそのアンバランスさゆえに不思議な魅力のあるぐい呑みです。荒々しさを内包した「渋み」にも感じます。

写真を並べてありますが、本当に同じ釉薬を使い、同じ状態で焼成しているはずなのに、ひとつひとつ違います。やはりそれが「世界にひとつしかない」という魅力なのかもしれません。啓蔵作品を喜んで頂けて本当にうれしいです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

宇宙    ブルーの釉薬, 個性的なぐい呑み


300img2008

こんにちは。Mです。 今、「啓蔵虫喰いぐい呑み 宇宙」が届きましたので御連絡致します。

早速、宇宙に出掛ける事にします。
まずは、器のアウトサイドゾーンを一周。

この空間は、“地球を出発して間もない景色”と“宇宙空間に入った直後”の景色が楽しめますね~。



ついに宇宙まで来たんだな、という事を実感します。

さて、いよいよ宇宙のインサイドゾーンに突入します。

こ、これは・・青い!青過ぎます!

とにかく、目の中に広がるのは、青の中の無数の点です。

まるで夜空に浮かび上がる星のように見えます。

この“点々”が星に見えるとは・・これが“萩原啓蔵マジック”でしょうか?ここが真の宇宙空間だったんですね。

そして・・この器の説明文にもあった“「濃い藍と青」の釉薬の流れとか強さ”、今伝わりました。
この「啓蔵虫喰いぐい呑み 宇宙」を眺めていると想像力豊かになりそうです。

ちょっと面白い事を思い付きました。このぐい呑みを暗闇に持っていって・・懐中電灯で照らしてみる

と・・あっ!また新たな発見をしました。

この景色を言葉で表現するのは難しいので私の心の中に留めておきます。

そろそろ、宇宙の旅も終わりに近づいてきたようです。でも、これで気が向いた時に、毎日宇宙に出掛ける事ができますね。
本日は、私を素敵な宇宙の旅へ御招待頂きましてありがとうございました。(熊本県 M様)


(店長) 素敵なコメントをありがとうございます。M様のご感想を拝見して、小さいころに読んだ宇宙旅行(SF)の小説を思い出してしまいました。確かにこの「宇宙」の作品は、深みがあって眺めていると、たくさんの想像力をかきたてられる気がいたします。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

*この作品の販売は終了いたしております。


【ぐい呑み】宇宙 虫喰いの穴が無数に広がる星のようにも思えるぐい呑み

宇宙
本日、ぐい呑み「虫喰いぐい呑み宇宙」がとどきました。

いろいろな青の釉薬が流れる中に、 虫喰いの穴が無数に広がる星のようにも思え まさに、宇宙という作品名がぴったりです。

また、部分的にきらきら光る青の部分も神秘てきです。
また、どんな作品が出るか楽しみです。

どうもありがとうございます。

(東京都 Y様)





(店長)青色の釉薬の発色の変化がとても綺麗なぐい呑みだと私も思います。気に入って頂けて本当にうれしく、光栄です。

これからも啓蔵作品をどうぞよろしくお願いいたします。

【ぐい呑み】紋跡

紋跡
こんにちは。Mです。
啓蔵カイラギぐい呑み 紋跡」が届きましたので御連絡致します。

この度はお休み中だったにも関わらずメールの返信をして頂きましてありがとうございました。

さて、今回の「啓蔵カイラギぐい呑み 紋跡」の感想です。

今考えてみると、この紋跡は、私を「カイラギ」の世界に導いてくれた器だったのかもしれません。


この跡紋はどこから見ても「カイラギ」そのもの。ため息が出るほど魅力を感じます。

私にとって、この「紋跡」は「蒼だるま」と兄弟だと思っています。

「蒼だるま」が“活発に動き回る弟”だとしたら「紋跡」は“その様子を見守る兄”と言ったところで

しょうか。

ですから、本当はこの2つの器を早く出会わせてあげたかったのです。

その理由は“集中して一つの啓蔵作品に浸りたい”からです。

今後も啓造作品との偶然の出会いを大切にしていきたいと思います。

2006年1月1日にこの器を注文したのも「紋跡」との何か特別な結び付きを感じます。

今年もますます啓蔵さんの作品のとりこになりそうな予感です。

本日は素敵な器を届けて頂きまして誠にありがとうございました。(熊本県 M様)





(店長)M様、いつも本当にありがとうございます。

このカイラギは、 啓蔵がカイラギをずっと追い求めて、その手法を確立した「ベースになる」形のものでもあります。

M様が書かれていらっしゃるように、どちらかというと紋跡は、地味で派手さはありませんが、本当に「静」で「落ち着いた」というイメージだと思います。

いつも啓蔵作品を見つめてくださって本当にうれしくありがたく思っております。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

【ぐい呑み】蒼だるま

蒼だるま
こんにちは。Mです。

今、商品が到着しましたのでご連絡致します。

実は、今回「蒼だるま」を注文しようと決断するまでにはかなり時間がかかりました。

というのは、あまりにも個性が強かったからです。


「蒼だるま」を改めて眺めてみるといろんな表情が見えてきます。
何かを必死で訴えているようにも見えるし、じっと黙って何かに耐えているようにも感じます。

私が「蒼だるま」に惹かれた理由を一言で表現する事はできません。
きっと“感覚的に”好きになったのだと思います。
でも、本当に気に入った器に出会うという事はこういう事なんでしょうね。


器の色や形だけではなくもっと別の「何か」を感じたというか・・。

到着した「蒼だるま」を見てみると、HPに掲載されている物に比べて、「蒼」がかなり目立っていました。

この「蒼だるま」の魅力はこれから長い年月をかけて徐々に分かってくるような気がします。


今後も機会があればお買い物をさせていただきますのでよろしくお願い致します。

(熊本県 M様)


(店長)個性のあるぐい呑みは、たぶんWebでご覧になったイメージ、最初に手にとってご覧になった感じ、そして何回も何回も使って何年後かに掌になじんだものを見る感じ…全部違うと思います。

実は私もいろいろと個人で所有しているぐい呑みがありますが、やはり時間を重ねるたびに、ぐっとくる良さがにじみ出てくる気持ちになることが多いです。とくに個性的なものは、その傾向が強くて不思議です。でもそこに不思議な魅力があるのだとしみじみ感じることも多いです。

M様の掌で、最初にご覧になった時よりも、ずっと「しっくりとくる」日がいつの日か必ずくると思います。ぜひ、お酒とともにぐい呑みも愛でながら使って頂けるとうれしいです。M様本当にありがとうございました。

【ぐい呑み】枯水 陶芸作品ご感想

枯水 枯水



こんにちは。Mです。

今、注文した「啓蔵カイラギぐい呑み」が到着致しました。


とても個性的な焼き物があるな~と思っていました。

その中でも特に「カイラギ」という物に惹かれ、注文しました。

写真を見た時も思った事ですが、ひび割れているような模様がとても面白いですね。

ざらざらとした手触り感も気に入りました。


今回は本当に注文して良かったと思っています。

このお店にはリピーターが多いという事ですがその気持ちは分かるような気がします。

これで私もリピーターの仲間入りになりそうですから・・。

今後また注文する機会があればよろしくお願い致します。

それでは失礼します。本日はありがとうございました♪(熊本県 M様)


(店長)カイラギは、好みがはっきりとわかれるものですが、使い込めば使い込むほど、またさらに味が出ると思います。啓蔵作品を喜んで頂けて本当にうれしいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

【ぐい呑み】薄青

薄青
(前略)

この薄青を含め、萩原先生のぐい呑み作品を見ていると様々なイメージが浮かび上がってきます。

それが本当に楽しくて、嬉しくて…。私は萩原先生の作品たちが大好きです

ただ、そこから先生の意図を汲み取れているかは、自信がありませんが(苦笑

銘の中に同じ「青」を有していることに気付き、手元にある青濁垂を薄青の横に置きました。



すると薄青の景色は、春先に少し残っていた雪…に見えてきました。

次に青濁垂に目先を移すと、先の雪解け水が薄青の ”青”を溶かして流れていく様子が頭の中に浮かんできました。

薄青も、私に美味しい一杯と…愉しい時間を与えてくれました。




** この2作品を並べて見ると、本当にいろいろな想像をしてしまいます…銘からも、

** 青     =  青

** 濁    <-> 薄 (濁りが少ない)

** 垂れる <-> 垂れ(が)”無い” ….などなど、無茶苦茶な想像をした結果、

** 性格が正反対の双子なのでは!?……と思えてきました (^^;(香川県 M様)



(店長)同じ青でも作品によりまして、発色、釉の垂れ具合など…本当にそれぞれに個性がございます。

啓蔵の釉薬にもよりますが、自然のおりなす偶然の結果でもあり、それを考えると不思議な気持ちになります。M様本当にありがとうございました。

【ぐい呑み】青濁垂

青濁垂 青濁垂


桐箱を開けて中を見たとき、作品の存在感に緊張しました…。

慎重に酒器を手に取ると、指先や手の平から作品の重さと初めて触れるカイラギの感触が伝わってきました。

先ほどの緊張感が喜びに変わったときには…鏡を見なくても頬が緩んでいるのが分かりました(^^

緊張が解れたところで、はやる気持ちを抑えられずに用意した地酒を注いでみたところ、 覗き込んだ見込みが、まるで湧き出た酒を湛える泉のように見えてきまして…何とも暖かい気持ちになりました。

(お酒を呑む前に、器に酔わされてしまったのかな。…って、何言っているんだか^^; )

でも何年…何十年経っても、このぐい呑みを見る度に今日の事を思い出すのでしょうね~。


これからの人生の中で誰とどれほどのお酒を、この酒器と共にしていくことになるのか。

その中で自分自身がどう変わっていくのか…なんて今は想像できません。

そもそも私はお酒を飲める年になってから1年ほどしか経たない若輩なので、 まずは酒器と自分を育てながら、作品に相応しい者になっていけるようにドリョクしたいとおもいます(^^

もちろん、このぐい呑みで飲み交わすお酒も愉しみながら…。



では早速…(日本酒を湛えた酒器を手にとって)…乾杯♪(香川県 M様)



(店長)M様、こちらこそありがとうございます。啓蔵作品を本当に気に入って使って頂けるのは私にとってもとてもうれしいことです。カイラギは使えば使うほど「味が出てくる」作品だと思います。それから不思議なことに、趣きや肌(表面)も、違った風格が出てくるように思います。

【ぐい呑み】豊土華

豊土華
「豊土華」
「枯水」購入後、昨晩初めて使ってみました。眺めているだけで、うっと りしてしまいます。



器に酔って、お酒に酔って大変です(笑)。
私もすっかり啓蔵 ファンになってしまいました。
早速今朝、贈り物として巌と白泡湯のみを注文しまし たのでよろしくお願いします。   
(兵庫県 N様)



(店長)ありがとうございます。
カイラギの魅力は、本当に奥が深いところにあると思います。
と同時に、その良さを共有して頂けると本当にうれしく思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


【ぐい呑み】枯水

枯水

本日、ぐい呑み(枯水)とシラスが届きました。 ありがとうございます。

やっぱりグイ呑みいいと思います。

啓蔵先生が、思っていた発色と違っていたということ

かもしれませんが、ところどころにでている水色が 気に入りました。



またシラスもいろいろと試してみたいと思います。なにか作品ができましたらご報告するかもしれません。それでは、失礼いたします。 (東京都 N様)



(店長)N様は陶芸をされていらっしゃって、シラスの釉薬にご興味があるということでした啓蔵作品を通してシラスの釉薬の研究家が増えるといいなあと思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

【ぐい呑み】蒼片

蒼片
カイラギぐい呑み蒼片」を見つけたのは、偶然でした。(中略)

「啓蔵カイラギぐい呑み蒼片」の写真を発見しました。

それは、「ひとめぼれ」と呼んでいいような、気持ちでした。目にとても、いいキモチです。



届けられた品を、開けるとき、その手触りが、とてもいいだろう、という予感がして、直後、本当に、よい手触りを感じました。とても、なめらかな、ごつご つ感。攻撃的でない、やさしいイボイボ。

そして、目にきもちいい。手にしてからの発見は、目を覆って日の光にかざしてみたりしたときの、不思議さ。

「カイラギぐい呑み蒼片」は、ガラスに付いた水滴を、土の上に炎で、固定したら、最初にあったイメージを超えてしまったような品、という感じです。これは、わたしにとって、弱気の心であっても沿っていてくれるような品になるかもしれません。 今は、見て、手や唇で触っているだけですが、これから使うのも、楽しみです。

液体を、その内側に、かかえた時、別の表情がみれるのだろうなと。



同時に届いた「啓蔵マグカップ(M)海ほたる」と「啓蔵・素焼きビアカップ青」が、「カイラギ」の前で、ちょっと霞んでしまいました。

海ほたるらしい、青い小さな群れの夜想。軽々と荒々しく澄んだ素焼きのビアカップ。よい商品を紹介してくれて、ありがとうございました。 (埼玉県 I様)

(店長)ご縁というのは不思議なものですね。それは同時にありがたいものだなあと感じます。作品をとおして、なにか思いを共有できたような気もいたします。気に入って頂いて本当にうれしいです。末永くご愛用頂ければ幸いです。

【ぐい呑み】土色

土色 先日、奈良の室生寺を訪ねました。そこで、女人高野を象徴する五重の塔を見ました。

小ぶりで、日本人の繊細な感性に満ちた塔は、しびれる感動を与えてくれました。谷越えの大風で、杉の巨木が倒れ、無残に破損。奈良の宮大工が、祈りを込めて、平成の再建に成功。


その魂を削った苦労は、優美な屋根の線に余すことなく、表現されていました。この再建物語をテレビの番組で見て、興味を持ったのが室生寺参りの理由でした。



 この、テレビ番組の中で、宮大工は、五重の塔の再建が成功した喜びをとつとつと語り、最後に、この仕事を与えられたことに触れ、「幸せな出会いを感謝しています」と涙ぐんで合掌していました。


いま、私は、そうした嬉しい出会いのひとつをオンライン上で得ました。

たまたま陶芸のホームページを見て、鹿児島の萩原啓蔵先生のページにぶつかり、深夜まで、焼き物作りの苦労と喜びをつづった先生の文章をプリントアウトしました。陶芸を趣味とする関西の一企業人にとって、それは、肉声でもって教えを受けているような暖かさを感じました。



 同時に、萩原先生の労作である、 土色のぐい飲みをひとつ、お世話になっている知人の昇進祝いに買わせて頂きました。萩のいい井戸茶碗でよくお目にかかる「かいらぎ」が全体にかかった酒盃で、やはり陶芸が好きな知人も見ほれていました。その際、せっかくのぐい飲みだし、お祝いだからと、新潟の銘酒、「米百表」を添えました。


杯はよし、酒はよしで、後に深く感謝され、一生ものとして大事にしたい、といってくれました。




 かいらぎは、梅花皮と書き、刀剣の柄や鞘を巻く皮を意味しますが、陶芸では、器体と釉薬の縮みの差と焼成に不足から生まれると、教えられました。

それは、制御のほとんどできない釜の火の中で、まれに生まれる素晴らしい変化のようです。それを、萩原先生は新しい釉薬の発明と、焼き方の工夫で、生み出されたようです。それは、小さな酒盃ですが、かいらぎに覆われたさかずきは、ひたすらに挑戦を続けた作家の長い苦労の物語を語りかけてくるようでした。室生寺の五重の塔をつくり、再建した宮大工と同じように、日本のマイスターの心意気も感じました。私も、このかいらぎの酒盃との、幸せな出会いに、感謝申し上げます。

(兵庫県 Y様)



(店長)啓蔵は長年研究を重ねてこのカイラギ釉を作りあげました。
ですので、カイラギ作品をご覧頂き、その思いが伝わっただけでも、本当にうれしい、と言っております。本当にありがとうございました。
ご感想を頂くと、次の創作への意欲がますます高まるとも話しております。新しい作品ができましたらページなどでご紹介いたしますので、どうぞお時間のある折にお立ち寄りください。これからもどうぞよろしくお願いいたします。



Copyright © 2024 keizogallery (陶芸家 陶芸作家 萩原啓蔵)


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